輸入アスパラに関しまして、
ペルー産（現在の主産地）→メキシコ産（次産地）
への産地リレーがうまくいかず国内への入荷がほぼ見込めない状況
になってしまいました。
この事態が安定してくるのは今月末頃の見込みであり
ここ5〜6年で一番酷い状況となっています。

各産地の情報は以下の通りとなっております。

(1) ペルー産
現地が高温続き（35℃超）のため、輸出できる品質のものが
無くなってしまいました。
日本に入荷した時点で軟化・とろけが出てしまい廃棄となる
ケースも出ています。
また、ほぼ終了時期のため、現地では選別場を閉鎖してしまったところも多く収穫・選別作業もできていない状況です。

(2) メキシコ産
現地では低温続き（−1〜−5℃）のため伸びず、収穫が1ヶ月近く遅れてしまっています。
12日頃より入荷してくる予定でしたが、状況が悪転し更に入荷が遅れる（26日頃まで延びるかも）ことになりそうです。

3）フィリピン
昨年からの台風続きで、生産量が極端に減っています。

(4) タイ産
昨年の洪水と大雨の影響で生産量が極端に減っています。

また、現在は国産品が出始めの時期で少ないため、どこも輸入依存となっており、各輸入商社で、僅かな商品の取り合いとなって価格も高騰してきております。

弊社では、ペルー産と早採りしたメキシコ産を併用使用しておりますが
2Lサイズや極太サイズといった太物の入荷がほぼ見込めず、
当面の間は太いサイズのご指定が難しい状況となっております。
何卒ご理解頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。