お客様の声
茶色く変色し傷んださくらんぼが届いた
さくらんぼが届いたが、茶色く変色し触るとぶよぶよとしている
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輸送中の低温で果実が凍った冷蔵障害が考えられます。冷気に耐えるよう養生を強化いたします
昨年、山梨県富士吉田市のふるさと納税返礼品としてお送りした「さくらんぼ」に2件の品質不良が発生し、同じ日に発送した317件全件の寄附者様にお詫びとして本年の山梨県産さくらんぼを順次お送りしておりますが、そのお詫びの品に品質不良が発生いたしました。
商品を回収させていただき確認したところ、クール宅配便での輸送中に低温にあたりすぎ、果実が凍ったことによるものと考えられます。
そこで、さくらんぼの箱に寒さよけとして気泡緩衝材(プチプチ)を腹巻のように巻く養生に改善。全面的に梱包すると箱の中がムレて品質劣化を引き起こすため側面2つはオープンにし、通気性を保ったうえで冷気も防ぐようにと考えた養生です。
しかし改善後の発送でも、1件のお客様で冷蔵障害が発生いたしました。
お届けまでの温度記録を宅配会社に問い合わせたところ、誤って「冷凍」扱いになった等の形跡はなく、0~10℃設定の「クール」の温度帯を保ったまま輸送されたとのこと。ただし、冷蔵コンテナの中の温度は一定ではなく、冷気の吹き出し口に近い箇所はかなりの低温になります。
今回のさくらんぼが吹き出し口の近くに置かれたかはわかりませんが、低温にも耐える養生を行ったつもりが結果として冷蔵障害が起きたのは、対策が十分でなかったということ。
昨年のお詫びとして今年のさくらんぼをお楽しみいただくどころか、重ねて残念な思いをさせてしまいました寄附者様にはお詫びの申し上げようもございません。
そこで考えられる対策として、さくらんぼの箱をダンボール箱に入れ、間にさらに寒さを防ぐための新聞紙をお入れしてお送りさせていただくことといたしました。
吹き出し口の近くには置かないよう注意喚起のラベルも貼付致します。
寄附者様には開封のお手間が増え、またゴミも出てしまいますが、なるべくよい状態でお届けするための養生であることをお伝えするリーフレットも同封させて頂きました。
改善後の出荷形態です。
昨年のさくらんぼはここまでの養生をしなくても無事にお届けできましたが、宅配会社によると低温管理を徹底するよう昨年から今年にかけて輸送体制を見直しており、その影響もあるのではないかとのこと。
昨年は大丈夫だったから今年も大丈夫ではなく、条件や環境の変化で異変があれば素早く対応し、何があっても品質の良い美味しい果物をお届けする。目指すことに現実は追いついておりませんが少しでも近づけるよう、これからも改善を重ねてまいります。