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まつのクッキングプランナーの谷口恵里です。今年は7月25日(火)の一の丑に続き、夏の土用の丑の日が2度ある年。8月6日(日)の二の丑にちなんで、8月7日(月)は「土用の丑の日ランチ」を提供しました。
土用の丑の日というと「うなぎ」を想像しますよね。でも土用の丑の日には昔から、うなぎ以外にも食べられている食材があるのです。
それは「う」で始まる食べ物。
今回のランチではその「う」で始まる食材で、蒸し暑い夏の疲れを吹き飛ばすメニューを提供。まつのスペシャル「う」づくしの冷やしうどんです。
「う」で始まる食材は・・・
●うし(牛肉)
●うり(きゅうり)
●うめ干 を
●うどん
香のよい大葉とみょうがも加え、サッパリいただける疲労回復メニューです。
こうした「う」の食材を食べるのには、先人の生活の知恵があります。
●うどん
うどんが良いとされる理由は薬味にあります。大葉やみょうが、生姜などの薬味には食欲増進や疲労回復効果が期待されるため、暑い夏にぴったりのメニュー。のどごしがよく、食欲が落ちているときも食べやすいこと、消化吸収がよいこともポイントです。
●うり(瓜)
「瓜」はきゅうりやスイカなどのこと。豊富に含まれる水分やカリウムには、熱くなった体を冷やす効果があるといわれています。
●うめ(梅)干し
梅干しに含まれるクエン酸は、疲労回復に役立ちます。また、汗をかく季節に失われた塩分を補ってくれる食材でもあります。
●うし(牛肉)
牛肉は、タンパク質や鉄分を摂取するのにおススメの食材。暑さで体力を消耗する夏、スタミナがつく牛肉は大切な栄養源です。
今回のうどんの味の決め手はたっぷりの爽やかな香味野菜と、酸味のアクセントになるうめ干、旨味の牛肉のコラボレーション。肉といえば、日頃のランチではもっぱら鶏肉や豚肉が中心ですが歳時食は別。
スタミナをつけてもらえるよう、たっぷりの生姜で牛肉をしぐれ煮にしました。
鰹と昆布を効かせたつゆをかけて完成。
まつのではこの時期、日本語学校が夏休み中のベトナム人学生が多く働いています。国は違っても蒸し暑い国同士、味覚は共通するのでしょうか。「おかわりしたいくらい美味しい」「仕事をがんばれる」と喜んでくれました。
日本人と中国人の従業員からも、「みょうがと梅干しの相性がよく、うどんにぴったり」「夏の暑いときに食べたくなりそう」と嬉しい感想が。
夏の土用の丑の日だけでなく蒸し暑い日には、うなぎもいいですが、野菜たっぷりの「う」づくしのうどんもいかがでしょうか?