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台風16号は20日未明に鹿児島県に上陸した後、九州・四国の太平洋沿岸に沿って進み、20日昼すぎに和歌山県に再上陸。21時に東海地方沖で温帯低気圧に変わりました。
台風の通過に伴い、九州、四国、近畿各地で猛烈な雨を記録。特に宮崎県では記録的な大雨となりました。現段階での各産地の被害状況をお伝え致します。
【宮崎県尾鈴地域(川南町・都農町)】
<大玉トマト・ミニトマト>
多くのハウスが浸水被害
都農町は「数十年に一度」と言われる降雨量となり大雨(土砂災害)警報が発令、川南町も一部地区で避難勧告が出されました。
この豪雨により大玉トマト・ミニトマトは多くのハウスが浸水被害を受けました。現在はほとんどで水が引いていますが、一部で水が引かず、トマトの樹の根が酸欠状態となり葉が激しく縮れ、植え直しを行う生産者も出ています。
植え直しはせず様子を見るハウスでも、今後、病気の蔓延が心配されます。
<キャベツ>
収量は当初計画より3割減
暴風雨の影響により、収量は当初計画より3割減の見込み。植え直しはせずそのまま病気の防除・管理を行うとのことですが、反収増は期待できない状況。これからの管理次第では、さらに減る可能性もあります。
今後続報が入り次第、最新状況をお伝えして参ります。