- 03-5753-3728 受付時間 10:00~17:00
レタスの被害は甚大です。これからの秋のレタスのメイン産地、茨城県の八千代地区全体の本日の状況です。
<レタス>
すそ枯れ病、軟腐病などが蔓延しており
畑で異臭を放っています。
病気を免れた玉を拾い採りした後は、病気にかかった玉を片付けなければなりませんが、
その数が場所によっては8割にものぼります。
比較的、状態が良い畑でも4~5割減です。
夏場に干ばつ傾向だったため、秋の準備(保水のための被覆)を一生懸命に行い準備万端にしたところ、8月21日の大雨で畑が水分飽和状態になり土壌も固くなってしまいました。そこに植え付けをせざるを得なかったため、もともと生育は良くないところに加えて9月中旬以降、日照時間が極端に少ない日が続いています。
特に11日から20日までの期間は各地の日照時間を見ても、東日本を中心とした広いエリアで、1961年以降、最も少ない記録。中でも日照不足が顕著だった関東地方は10時間に届かず、平年の1割から2割程度に留まりました。こうした状況が被害をさらに大きくしています。
<サニーレタス、グリーンリーフ>
日照が少ないため生育が不良であり、肥大より先に徒長が始まっています。
通常であれば外葉が広がって下の白いマルチ(被覆)が見えないほどですが、株が小さいため株間のマルチが見えている状況です。
サニーレタスは日照が足りず、着色不足。チップバーンが発生しているものも散見されます。
茨城県全体の出荷量は激減、目覚ましい回復は見込めない状況です。
さらに台風18号が接近中。その影響によっては被害がさらに拡大することも予想されます。お客様におかれましては引き続き何卒産地状況をご理解賜りますようお願い申し上げます。