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群馬県の契約産地より圃場の状況をお知らせ頂きました。弊社産地の長野県川上村、後続産地の茨城県の圃場も状況は概ね同様となっております。
今年は9月5日過ぎより激しい雷雨が続き、レタス類のような軟弱葉物は強い雨で葉に破れやイタミが出ました。その後台風16号の接近と秋雨前線との影響で9月16日頃から雨又は曇りの日が続き降雨量も多い状況。
晴れる日がほとんど無く日照不足となり、レタス類の生育が停滞気味となっています。長雨の影響でナンプ病、腐敗病、べと病、斑点細菌病などが多発し、外葉は黒く変色し圃場での歩留まりも落ちています。
今後もまだ秋雨前線は消えることなく予報では曇りや雨の予想となっていて、さらに被害は拡大する見込みです。
レタス
圃場全体で外葉、結球部とも変色が進んでいます。
外葉をはずしても変色が入っています。
変色した外葉を全部はずした状態
1週間後に取る予定のレタスも外葉が枯れ落ちています。
サニーレタス
外葉が変色し、一部破れも出ています。
1週間後に収穫予定のものも変色しています。
グリーンリーフ
サニーレタスと同じく変色が入っている部分が多くなっています。
ロメインレタス
中心部を少しだけ残して変色が入っています。
生育途中のものも外葉がいたんで生育が停滞しています。
<現在の対応>
レタス
日ごとに状況が悪化し、夜が明けて収穫に入ってみると収穫できるものが少なくなっているという状況。変色した外葉を出できるだけ外したり、イタミが結球部に入る前の若めのものを収穫し、1箱当りの玉数を多くしての出荷となっています。今後も小玉傾向は続き、1玉当りの量目規格を下げての出荷となることが予想されます。
グリーンリーフ、サニーレタス、ロメインレタス
外葉のイタミを取ると小さくなってしまい、レタスと同様に小玉での出荷となっています。
<今後の予想>
今後も日照が回復しないと同じような状況が続く見込みです。
9月5週(9月25日~10月1日)
レタス 非常に厳しい状況で若採り、小玉傾向が続く見込み。どこまで出荷量が落ちるか予想が難しい状況です。
サニーレタス、グリーンリーフ、ロメインレタス
生育が出荷に追いついておらず、出荷量減少が続くと思われます。
10月1週(10月2日~8日)
レタス、サニー、グリーンリーフ、ロメインレタス
9月3週と同じような状況が予想されます。特にレタスは出荷が出来なくなる可能性もあります。
10月2週(9月27日~10月3日)
レタス、サニー、グリーンリーフ、ロメインレタス
9月26日ごろまでに天候が回復すれば、出荷量は徐々に増えてくる予想です。
今後の回復は、9月5週の天気次第ということになりそうです。引き続き何卒産地状況をご理解頂き、調達・品質面につきまして寛大なご容赦を賜りますようお願い申し上げます。