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まつの果物ニュース│国産りんご年内の見通しについて

つがるの登場で幕を開けた国産りんごのシーズン。つがるは終盤にさしかかり、そろそろ終了の時期となりました。後継品種の年内の見通しをお伝え致します。

<長野県産>
秋映(あきばえ)
秋映
いよいよ秋映が始まりました。長野県『りんご三兄弟』のトップを切る、同県のオリジナル品種です。つがるに比べて酸味が強く、くっきりとした甘さもある甘酸っぱいりんご。濃紅色の果皮は、秋映ならではの美しさです。今年は収穫時期の天候不順によりスタートは例年よりやや遅く、出荷期間も例年よりやや長い見込みです。
【取扱期間】~10月15日頃まで
【規格】32玉>36玉の見込み

シナノスイート
シナノスイート
『りんご三兄弟』の二番手の品種。早生種のつがると晩生種のふじを両親に持つ、サラブレッドなりんごです。「スイート」の名前の通り甘みが強く、ふじの特性を受けついで果汁たっぷり、歯応えシャッキリ。従来の中生品種にはない美味しさです。
【取扱期間】10月10日頃~10月末頃まで
【規格】32玉>36玉の見込み

シナノゴールド
シナノゴールド
『りんご三兄弟』の最後に登場する末っ子。黄色系のりんごで、黄緑色の果皮から「ゴールド」の名がつきました。甘さと酸味のバランスがよく、すっきりとした香りが特徴。保存性が高く貯蔵品が年明けまで出回りますが、弊社では食味を重視し取り扱いは11月中旬ごろまでの見込みです。
【取扱期間】10月20日頃~11月中旬位まで
【規格】32玉>36玉の見込み

サンふじ
サンふじとは、ふじの無袋栽培のもの。果皮に袋をかぶせず、太陽の光をたっぷり浴びて育つことから「サン」の名がつきました。ふじは果汁が多く蜜が入りやすい品種ですが、蜜入りふじのほとんどは無袋栽培のもの。蜜の部分は特に甘いというわけではなく、蜜の入った果実の皮の近くに非常に甘味が有ります。今季は他の品種と同様に天候不順・日照不足で玉伸びが悪く、果実の大きさは半階級~1階級度ほどサイズダウンする見込み。取り扱いは36玉、40玉が中心となります。
【取扱期間】11月上旬~
【規格】36玉>40玉>32玉の見込み

<青森県産>
早生ふじ
早生ふじは、ふじより1カ月ほど早く成熟する、ふじの血を引く交雑種、枝変わり品種の総称。昂林(こうりん)やひろさきふじなどいくつかの品種があります。ふじと味は似ていますがあまり日持ちがしないため、お届け後は冷蔵庫に保管しお早めにお使いください。
【取扱期間】10月5日頃~
【規格】36玉>40玉>32玉の見込み

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