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さる5月22・23日、弊社社員とまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエの方々との合同研修会を行いました。
毎月定例のまつの塾やベジフルサポーター全国研修会など、まつのでは学びの場を積極的に提供しています。松野社長が日本野菜ソムリエ協会理事を務めることから、資格取得者の方々にも流通の現場を知っていただきたいと、今回は、一般の野菜ソムリエの方々にも門戸を開いた初の機会です。
初日は弊社の平和島総合流通センターでコールドチェーンや最短リードタイムの流通の流れを見学いただき、2日目は早朝から大田市場へ。
青果の取り扱い日本一を誇る場内は圧巻。皆さんその規模に圧倒されていました。通常、見学で立ち入りが許可されるのは2階の見学通路のみ。1階の卸売場に入場しての視察は弊社のような市場関係業者がご案内する場合のみの特別コースです。
こちらはメロン専用の競り台。さすが高級果物は扱いも別格ですね。
大田市場全体でいえば、競りでの取引は流通の1割以下。9割以上は「予約相対取引」といって事前に価格と数量を取り決めます。大手量販店などが青果物を安定的に調達するために広まった取引形態で、下の写真の荷物も多くが売約済。深夜に引き取られるものも多く視察時に残っていたのはごく一部です。
野菜ソムリエのテキストに「卸売市場の機能と役割」と書かれていることが実際にはどう行われているのか。私たちもまだまだ学ぶことばかりですが、ご参加の皆さまにも何かを感じていただけましたら幸いです。
そして・・・旬を感じるのも市場の楽しみ!
空豆(天豆)や枝豆
国産のさくらんぼ。
こちらは国産ミニマンゴー。
うまく受精できなかった未受精の果実で、中の種が育たないため可食部が多く、価格はお手頃というお得品です。
こちらは仲卸さんの店頭で見かけたアメリカンチェリー。上の写真の黒テープは病害虫対策の薬剤燻蒸「あり」、下の緑のテープが「なし」の印。無燻蒸は松野社長も納得の味わいです。
視察後は本社で中村敏樹顧問による「新たな農業スタイルと6次産業化」。卸売市場を通さない市場外流通に農業の活路を見出す講義。大田市場見学直後に別な角度からの視点を学びます。
果実部の杉﨑部長による「メロン講座」。
メロン7種を取り揃え
松野社長自ら切り分けての食べ比べ
官能評価も体験して頂きました。
現地現物。見て、食べて、体感するのがまつのの学びの基本です。かけ足でしたが、さまざまなプログラムをギュッと詰めた2日間。皆様からの積極的なご質問やご意見に私たちも多くの気づきをいただき、貴重な意見交換ができました。ご参加の皆様、ありがとうございました!