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弊社では、年齢・性別・学歴・国籍を問わないことを方針としておりますが、「女性にとって結婚・出産がハンディーとならない会社でありたい」との代表・松野の思いからこの度、産休・育休を取得した社員が『子連れ出勤』で職場復帰しました。
『従業員満足なくしてお客様満足なし』を経営方針に掲げるまつのでの、嬉しい職場復帰です。
『子連れ出勤』は、保育園に入園申請したものの叶なかった社員のために、待機中の一時預かり場所を社内に提供するというものです。
待機児対策は国が優先課題として取り組んでいますが、依然として深刻な問題。保育園が見つからず、仕事を辞めざるを得ない女性も少なくありません。
女性が多く活躍する弊社でもこの問題を重視し、昨年11月の新センター移転時に『キッズルーム』としての活用を想定した小部屋を事務所内に新設しておりました。
移転当初はミーティングルームとして活用していましたが、この度、床にクッション材(プレイマット)を敷き詰め、
キッズルームに模様替え。
ベビーシッターや保育士を置くのではなく、キッズルーム内に仕事用の机を設置し、保護者自らお子さんを見ながら働くスタイルです。企業内保育園を設置するほどの規模ではない企業にできることは何かを考え、この方式となりました。
迎える人事課長も2児の父。なんだか嬉しそうです。
キッズルームは事務所内にあるため、行き来も頻繁にできます。上司や同僚との打ち合わせは、お子さんも一緒にひざを突き合わせて車座で。会議室とは違った雰囲気に会話が弾むという思わぬ効果も。
業務によっては事務所内のデスクでお子さんと一緒に。
子育て経験豊富な3児の母である女性役員(営業部長)はじめ、皆でお子さんを見守ります。
『まつのキッチン』にもベビーチェアーが登場しました。やはり子どもを保育園に預けながら働く現役ママである女性役員(関西センター長)から、「娘が年長さんになり使わなくなったから」と提供されたもの。
まつの社内でつながる「おさがりのバトン」。この次に受け取るのは誰のお子さんでしょうか。
おもちゃやお昼寝布団も先輩ママから提供のもののほか、ご自宅からも持ってきてもらい、なるべく家に近い雰囲気で過ごせることを大切にしました。
壁や机の角にはぶつかり防止のクッション材、ドアには指はさみ防止ガードを設置。
お子さんが遊びに集中している間は、ママも仕事に集中できる環境です。
復帰したママ社員はブランクを感じさせない仕事ぶりで、早くも頼もしい戦力。新鮮な視点で業務への提案があるなど、一時期、仕事から離れていたからこそ私たちが教えられることが多くあります。
現在は保護者自らが働きながらお子さんを見るスタイルのため、対象は事務系職に限られる等の制約はありますが、十分ではなくてもできることから始めることが大切との思いから、この度の受け入れが実現しました。
これを機に、子連れ出勤に関する規定を就業規則に追加することが検討されるなど、弊社の労務体制がより充実するきっかけともなりました。勇気を出して最初の事例となり、後進への道を拓いてくれたママ社員に感謝です。
今後も前例がないならつくる、「できないんじゃない、やらないだけだ」のまつのイズムで、従業員の活躍を支援してまいります。