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2月23(土)・24(日)の2日間、第8回「まつのベジフルサポーター研修」を実施いたしました。
「まつのベジフルサポーター制度」は2012年からスタートし、8年目を迎える今年、2月末をもって発展的に解消いたします。最終回となるこの度の研修は、初日の豊洲市場見学から始まり、2日間で複数の講座と柑橘12種類をそろえた食べ比べ勉強会という構成。
弊社が目指す「種・畑からテーブルまで」の流通に添ってさまざまな分野で活躍される方々にご講和をいただき、濃密な学びの時間となりました。
【豊洲市場見学】
まずは昨年10月に築地から移転した豊洲市場の早朝見学から。通常は青果棟2階の見学デッキからに限られますが、仲卸 三松さんのご案内で1階の売り場に入らせていただき
競売(セリ)が行われる卸売場や
仲卸売場をくまなく歩き
市場流通を体感しました。目で見て身体で感じる見学です。
【市場流通を学ぶ】
続いて弊社「まつのキッチン」でのプログラム1本目は、漫画家・仔鹿リナさんから「市場流通」を学ぶ講座。仔鹿さんは、野菜に人生を捧げる青果仲卸の情熱を描いた人気漫画「八百森のエリー」で青果業界関係者も注目する作家。
「八百森のエリー」のワンシーンを切り取りながら、市場が生産者と消費者の間で果たす役割をさまざまな角度から、ときに専門的なマーケティングの知見も交えながら、熱いトークでお話いただきました。
【レストラン業について学ぶ】
プログラム2本目は「外食業」について学ぶ講座。シズラー分社長、すかいらーくカンパニー代表などを歴任した弊社社長補佐、梅谷より「シズラー再生」についてお話をさせていただきました。
シズラー様と弊社とのご縁は今年で16年目を迎え、再生プロジェクトがまさにそのきっかけ。野菜の旬・鮮度を大切にし、お店で「原産地・生産者表示」をするという、これまでにない取り組みを深めてきました。
レストランは何を大切に運営されているのか。苦境をくぐりぬけ再生を果されたからこそのストーリーに多くの学びを得た時間でした。
【生産者の方から学ぶ】
続いては、生産者の方から学ぶ講座。弊社と20年来のお付き合いをいただいている株式会社野菜くらぶ 澤浦彰治代表取締役にお話をいただきました。
弊社とはモスバーガー様とのお取組みがご縁のきっかけです。家族経営からスタートし、今では全国各地に志を同じくする生産者との産地リレーを築くまでになられた道のり。野菜づくりへの思い、携わる人づくりへの思いの深さをうかがい、受講者それぞれが自分の立場に置き換えて、野菜に関わることの思いを新たにした学びでした。
【野菜の販売を学ぶ】
そして、野菜の「販売」についての学び、講師は八百屋の店づくり、人づくりに携わる野菜料理研究家、まつのベジフル応援団の永利裕子さんです。
売り場づくり、接客、販売計画の立て方など、具体的なノウハウの数々。八百屋経営に限らず、日々の仕事術にも活かせる実践的な講座です。
【海外について学ぶー中国食事情】
研修二日目は海外についての学びから。九州・福岡で活躍するフードコーディネーター久保ゆりかさんによる「中国の食事情と店舗展開」。
【海外について学ぶー韓国の食文化】
まつのベジフルサポーター唯一の海外特派員、韓国在住のキム・ヨンウンさんによる「韓国の食文化」。
【柑橘12種類の食べ比べ】
二日目には弊社果実部長 杉﨑文泰による、今が旬の柑橘12種類をそろえた食べ比べも実施。
【ご縁を深める懇親会】
「現地現物」を大切に、見て、聴いて、食べて。全身で学んだ二日間のプログラム。初日の夜にはまつのキッチンの近藤シェフが腕をふるい、野菜・果物たっぷりのプレートを囲んで懇親を深めました。
最後に、弊社代表 松野よりご挨拶申し上げました。
「全国、北海道から沖縄まで、同じ志を持つ仲間が出会い絆が生まれる。まつのベジフルサポーターの最大の魅力はこのことにあると、8年間続けてきたいま実感しています。ご縁に心から感謝いたします。
ご縁は切るものではなく、つなぐもの。まつのベジフルサポーターは解散しますが、全国の仲間の絆は変わりません。これからも共にがんばっていきましょう」
まつのベジフルサポーターの皆さま、そして卒業生、まつのベジフル応援団の皆さま、ご縁に感謝申し上げます。ありがとうございました。