レンコン

穴がたくさん開いていて「見通しがきく」という理由で縁起ものとしてお正月にも用いられるレンコン。種類として大きく分けて2種類あり、中国種と在来種に分けられます。主に流通しているのは中国種と言われていて、ふっくらしていてしっかりしているタイプです。

在来種は細長くて少し茶色がかっていて、粘質でやわらかく味がよいとされていますが、根が深く栽培に時間がかかる為、流通は多くはありません。

弊社でメインで扱っている茨城県産は5～7月は入荷が少なくなり、その間は徳島・熊本県産の入荷がございます。こちらは細身で長いタイプになり、在来種に近い品種となります。

レンコンは年間通してご提供できる商品ですが、時期によって食感や美味しさが変わってきます。

【７月～10月頃】新レンコンと呼ばれ、水分を多く含み瑞々しくて、シャキシャキ食感なのが特徴です。

【10月～12月】でんぷん質が多くなり、ほっくりした食感に変化していきます。

【12月～3月頃】寒さに耐えることででんぷん質が糖質に変わり甘味が増します。

また調理法によっても変化を付けることができ、サッと火を通すことでシャキシャキ食感を残せますし、しっかり火を通すことでんぷんが糊化してもっちりホッコリ食感が楽しめます。食感は独特ですが、クセがないので食べやすい野菜です。

主な成分はでんぷんで、ビタミンCや食物繊維も豊富に含まれています。調理の際はアクがある野菜なので、切ったら酢水やレモン水に漬けることで変色を防ぐことができます。さらには茹でる時も酢を少し入れることで白く綺麗に茹で上がります。ぜひお試しくださいませ。