菜花

アブラナ科の野菜で、若くて柔らかなつぼみと花茎、若葉を食用にしします。独特のほろ苦さと香りが特徴で、ゆでると甘みが出るので、お浸しや和え物などでいただくのが定番。春を告げる野菜のひとつです。

茹でるときは、塩をひとつまみ入れた熱湯で茹で、水にさらしてから使います。茎の太い部分とやわらかい葉の部分を分け、先に茎から鍋に入れると、均等に茹でることができます。歯ざわりが残るくらいのかたさで茹でるのがオススメです。
辛し和えや寿司飯と合わせた春飯、お吸い物など、春の素材と組み合わせて、シンプルな味つけで仕上げると、季節を感じる一品になります。

【栄養素】
免疫力を高め、風邪やガン予防などの効果が期待できるβカロテンが豊富。貧血予防の葉酸や美容効果に役立つビタミンC、高血圧予防のカリウムも多く含まれています。

【メニュー活用例】
●前菜
・和え物・・・茹でて、わさび和え、辛し和え、おひたしなど。
・生ハムやスモークサーモンと合わせて・・・茹でた菜花と生ハムやスモークサーモン、タマネギスライスなどを合わせ、オリーブオイル、塩、こしょう、レモンをからめ、仕上げにパルメザンチーズを散らします。

●主菜
・炒めもの・・・茹でた菜花を肉類と一緒に炒めます。豚肉スライスを巻くと、見た目よく仕上がります。タケノコも加えると、春を感じる一皿に。
・天ぷら・・・そのまま天ぷらにしても、小さくカットし、魚介類とあわせてかき揚げにしてもおいしいです。

●パスタ
菜の花とベーコンで作るクリームパスタは、濃厚なクリームとほろ苦い菜花の風味がよく合います。春キャベツやあさり、アンチョビなどでシンプルに仕上げるのもオススメ。ペペロンチーノも菜花のおいしさがよく味わえます。