社員インタビュー

森 智巨Tomomi Mori

管理本部 経理・財務課 アシスタントマネージャー 
2013年新卒入社

数字から商売の流れを肌で感じる、経理は奥が深くて面白い仕事です

地元・栃木県で高校の商業科を卒業した後、まつのに入社しました。早く働いてひとり立ちしたい、東京に出てみたいと中学の頃から思うようになり、地元での就職は考えなかったんです。高校の進路指導の先生が選んでくれた会社のなかで、まつののホームページが一番明るくて印象が良かったことが応募のきっかけです。

まつのの経理・財務課は全員女性で、私を入れて3名という少人数の部署。上司である取締役経営管理本部長は女性役員で憧れの存在です。入社後早くから仕事を任せていただき、上司に教わりながら少しずつ仕事が広がっていきました。

まず担当したのは小口現金の管理。備品の購入や交通費などで急に現金が必要になった場合のために常備している現金の日々の入出金を管理する仕事です。

次に任せていただいたのは、月に何回かある支払日に向けた支払準備業務。仕入先・委託先からの請求書を会計ソフトに入力して勘定科目を立て、社内の各担当者に請求内容に間違いがないか確認、取引先様への振り込み準備をするという仕事です。

支払う先は毎月300社以上、総額で億単位の金額を扱います。高校の簿記の授業で扱うのは「100万円」などキリのいい金額ばかりでしたが、実務では桁が違い手続きも複雑です。

最初のころは処理するだけで精一杯。あるとき、支払期日を勘違いし遅れてしまったことがあったんです。上司に相談し、相手先にお詫びのご連絡をしてご了承いただけたのですが、一日でも遅れることは会社の信頼を損ないかねません。担当している仕事の責任の重さを実感した経験でした。

仕入額の集計も早い段階から任せていただき、月次で仕入れ先ごとに前年同期比と今期の推移を取りまとめています。社長・役員の経営判断にも関わる大切な数字。扱う金額の大きさや責任の重さを考えると身が引き締まりますが、上司がいつも温かく静かに見守ってくれ、何かあったときには必ずフォローしてくれるので、プレッシャーやストレスを感じることはなく、気づけば入社7年目を迎えていました。

まつのは「食」を裏方で支える会社。経理はそのまつのの中でさらに裏方の存在で、お客様と直接接することはないのですが、商流を支える大切な仕事です。

処理するだけで精一杯だったさまざまな業務も、徐々に数字の感覚が身についてきて、商売とはこうして回っていくのかということを、少しずつですが肌で感じるようになりました。毎日の業務はルーティンが多く淡々と過ぎていきますが、経理は学べば学ぶほど奥が深い。面白い仕事だと思います。                       
                          
                          

ある1日の流れSchedule

メールチェック。来客の受付も担当しているため、その日の来訪予定を確認する。

午前中

卸売市場からの前日の仕入額を会計ソフトに入力。支払いサイトが短いため振り込みに間違いや漏れがないよう慎重に処理する。

午後

仕入先からの請求書をファイリング。月次業務として従業員の源泉税、住民税の市区町村のへの支払いを行う。

夕方

小口現金の一日の清算。翌日の業務予定を確認。

メッセージMessage

新入社員は会社の近くに寮が完備されていることも入社の決め手でした。昼食は会社内にある「まつのキッチン」で、まつのの野菜をたっぷり使ったランチが毎日提供されるので食生活も充実。東京に出でてきてプライベートも充実するようになりました。

私の地元では電車は1時間に数本なのですが、東京では時刻表を気にせず動けるので、映画でもライブでも思い立ったらパッと行けるのが最高です。プライベートが楽しいと、仕事もがんばれます。今後は業務を処理するだけでなく、一つひとつの数字が示すことを深く理解できるようになることを目標に、経理の仕事を極めたいと思います。