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まつのベジフルサポーター事務局の大崎直美です
秋田のまつのベジフルサポーター野菜ソムリエ最上美貴子さんのご案内で、社長室・山本さんとともに訪ねた秋田県山本郡三種町。
国産じゅんさいのシェア9割を誇るトップ産地です。
プロの「採り子」さんでも1時間で1kg摘むのがやっとのじゅんさいは、
「水中のエメラルド」ともいわれる希少品。
「じゅんさい鍋」。
鶏ガラと干しシイタケ、ニンジン、ゴボウで出汁をとり日本酒と醤油で味を
整えたところに、具材は生のじゅんさい、新たに投入したささがきゴボウ、鶏肉、山菜のミズの4種類。生のじゅんさいは、ぬめりを落とさないように注意して水で2~3回洗い、水気を切ったものを使用します。
「出汁は若鶏ではダメ。親鶏でないとこの味にはならないな」と志戸田さん。
コクのあるスープに淡泊な味わいのじゅんさいがよく合います。
ねぎや白たき、豆腐を加えた「鶏鍋」も地元の定番の味です。
続いて、沸かしたお湯に洗った生のじゅんさいを投入。
パッと鮮やかな緑色に変わったら手早くザルに取り、冷水で冷まします。
わさび醤油とポン酢の2種類の味でたっぷりといただきました。
ところ変わって秋田市内の飲食店でもじゅんさいは夏定番の季節食材です。
酢のもの。食用菊を添えて。おろし生姜の爽やかな風味がじゅんさいののど越しを引き立てます。
じゅんさいの天ぷら。
カリッとした衣の下につるんとしたゼリー層があり、その奥に歯ごたえのある
じゅんさい。新食感の天ぷらです。
じゅんさいのキムチあえ。キムチとトマトの酸味が淡泊な味わいのじゅんさいにマッチ。和食以外の可能性も感じる一品です。
鯛のしょっつる仕立てに添えて。
水煮や酢漬けに加工されたじゅんさいは一年を通して手に入りますが、
秋田のまつのベジフルサポーター最上さんは「この美味しさは生だからこそ。ぜひフレッシュなものを味わっていただきたいと思います」と力説します。
最近では輸入品におされ、トップ産地の三種町でも生産量は減少の一途とのこと。日本ならではの季節の逸品、大切に食べつないでいきたいですね。
視察記(前編)もご覧ください。
【秋田のじゅんさい情報】
●里山志戸田園 じゅんさい摘み採り体験
完全予約制。8月末まで実施予定。じゅんさいの状況により終了時期は変動します。
以下の窓口までお問い合わせください。
三種町じゅんさい情報センター
TEL:0185-88-8855
●だいどこ大
住所:秋田県秋田市東通り5-8-12
TEL:018-825-1337
営業時間:17時~24時定休日:月曜日