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まつのベジフルサポーター事務局の大崎直美です。 青森県陸奥湾を臨む海辺の街、野辺地町とそこから内陸に続く東北町。 夏のかぶの代表産地として知られる「野辺地葉つきこかぶ」のおいしさの秘けつを取材しました。
毎年お取引先様に好評をいただいているアイテム、生でもおいしいかぶですが 加熱すると甘味がぐっと増す逸品です。
メニュー提案は下記をご参照ください。
関東近郊の小かぶは冬から春にかけて旬を迎えますが、 「野辺地葉つきこかぶ」は、6月~10月が出荷時期。オホーツク海から吹くやませの影響による冷涼な気候を活かして、夏でも きめ細かな肉質のかぶが作られています。
果肉はジューシーで果皮は色白。皮が手でむけるほど柔らかいことも特徴です。
おいしさの理由の一つは味にこだわった品種選びにあるのだとか。
導入しているのは、肉質が柔らかく甘いかぶとして昔から定評のある『玉里』という品種。病気に強い新しい品種が登場しても切り替えることはせず、もう二十数年、 玉里一筋だといいます。
「病気に弱く、葉の軸も細くて折れやすいので気を使うかぶですが味はやっぱりこれが一番」と話すのは、
そのおいしさをテーブルに届けるための努力も並大抵ではなく、収獲はなんと 夜中の1時から始まります。気温が一番下がる夜明け前にその日の収穫を終えて選果所の真空予冷機でかぶの芯温をさらに急速冷却し、冷蔵トラックで冷えた状態のまま出荷されるというこだわりよう。だからこそのみずみずしいおいしさなのですね。 そんな野辺地葉つきこかぶが育つのはふかふかの土のベッド。踏み入れた足がすっぽり埋まる柔らかさです。生産者の方々は、 早朝4時までに収穫を終えて選果所への出荷を済ませるとすぐさま、収穫を終えた畑の土壌を診断して肥料のバランスを整え土をしっかり耕します。 そして次の種をまいて生育の管理。この畑では6列を1組として種をまく日を1日ずつずらすことで、毎日出荷できる体制を整えておられるのだそうです。
収獲~出荷~種まきを同時並行で行う今の時期は、毎日4時間睡眠の忙しさ だといいます。そんな、おいしさを守る産地のバトンを受け継いで、新鮮な味わいを お客様のキッチンへとお届けします。北国の味覚、野辺地葉つきこかぶ。ぜひ、ご注文をお待ちしています。
野辺地支所、こかぶ部会の皆さま、ありがとうございました