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埼玉県のまつのべジフルサポーター・野菜ソムリエプロの藤田光樹です。
群馬県の北部にある昭和村は、赤城山の北西麓に広がり、片品川と利根川に沿って形成されている美しい河岸段丘と農村風景が魅力。豊かな自然環境のなかで、多くの野菜が栽培されており、なかでもこんにゃくいもの生産量は日本一を誇っています。そんな農業盛んな昭和村にある、弊社お取引先・株式会社野菜くらぶへ、松野貞文社長と訪問しました。
株式会社野菜くらぶは、有機栽培や特別栽培の安全でおいしい野菜を、多くの生産者さんたちと協力して作っています。
弊社では、キャベツ・レタス・ロメインレタス・サニーレタス・グリーンリーフ・青もぎトマト、その他冬野菜など、野菜くらぶから多くの野菜でお取引しています。今回は、今年6月から始動した大型の農産物の集荷・出荷施設を中心に、毛利嘉宏専務にお話を伺いました。
群馬県内の農業法人では最大級という、こちらの施設。施設面積は1650坪、建物の総床面積は約750坪もあります。規模拡大に伴い、今までの施設が手狭になってきたことで、新設したそう。野菜くらぶでは出荷ピーク時には、レタスが週間20,000ケース(キロ換算で160,000㎏)、キャベツは週間10,000ケース(キロ換算で100,000kg)、その他にも出荷品目は多数あるので、相当の量です。
トラックヤードは集荷と出荷に分かれており、鮮度を保つための真空冷却機や大型の冷蔵庫もあります。真空冷却機は、短時間で野菜を冷やすことにより鮮度を保つためのもので、これにより収穫した時の新鮮さのまま、みなさまのところへお届けできます。
真空冷却機は、基本的にレタスに使用されています。朝5時に入荷したレタスを随時、真空予冷機に入れて芯温を5度まで30分で一気に下げたら、冷蔵庫へ保管、配送便に合わせて6時から20時ごろまで出荷をしています。なんと一回につき、5パレット(最大250ケース)も入るそう!続いて、大型冷蔵庫を案内していただきました。
ちょうど出荷前の弊社行きのコンテナもありました。
大型施設にしたことで、新たに商品を小分けにしたり、袋詰めやラベルを貼り付けたりする、通常スーパーのバックヤードで行われている流通加工用の作業までこちらで行えるスペースも設けました。
「こちらで袋詰めまで行えば、お取引先さまのお役に立てるのはもちろんですが、たとえば葉物などは袋に詰めるために外側の葉を剥いだりしますので、その葉などを畑に戻してリサイクルになるのもいいですよね」と毛利専務はおっしゃっていました。
続いて、加工場の隣に昨年オープンした社内託児所を拝見しました。
玄関にはいると、ふわっと香る木のにおい、木材が多く使われて温かみのある室内、はだしが気持ちいい無垢の床で素敵な保育環境です。
寒さ厳しい冬でも、ぽかぽかと暖かく過ごせる薪ストーブは、野菜くらぶ・澤浦彰治社長のこだわりなのだとか。こちらでは、0~2才のお子さんのほか、夏休みや冬休みなどのときは、小学生も預かっています。
「澤浦社長の『子育てしながら働けるような環境にしたい』という想いで開設しました。また、親の背中を見せるのが、教育に一番いいとも考えていますので、託児所もそうですが、忘年会などのときは家族で参加したり、とお子さんが親の仕事や環境などに触れる機会が多く、アットホームな会社ですね」と毛利専務はおっしゃっていました。
ちょうど今は、群馬県が誇る自慢のこんにゃくいもの最盛期。 野菜くらぶの新しい集出荷施設にも、こんにゃくいもがぎっしり詰められた大きなコンテナがたくさん並んでいます。
「この大きさのこんにゃくいもは、3年ものです。有機なんですよ。」と、にっこり教えてくださった毛利専務。
真空冷却機や大型冷蔵庫のあるこちらの施設から、おいしい野菜をより新鮮な状態でみなさまの元へお届けしていきます。どうぞよろしくお願い致します。
埼玉県のまつのべジフルサポーター・野菜ソムリエプロの藤田光樹でした。