埼玉県久喜市にあるハーブとイタリア野菜の生産・販売を手がける株式会社ポタジェガーデン様は、まつのにハーブの一部を納入していただいている協力会社様です。先日、松野社長が現地を訪れ、栽培の様子など視察させていただきました。埼玉県のまつのベジフルサポーター藤田光樹さんのレポートです。

東京に隣接する埼玉県では、大規模消費地に近いという利点を生かし近郊型農業が発展してきました。東部に位置する久喜市は梨やイチゴが主要農産物で、お米やキュウリ、トマトなどの栽培も盛んです。圏央道の開通により、都心からのアクセスもますます便利に。そんな久喜市菖蒲地区にあるのが、株式会社ポタジェガーデン様です。

生産性を重視して、水耕栽培が主流になりつつあるハーブですが、ポタジェガーデン様ではハーブ本来のしっかりとした強い香りを引き出すため、土耕栽培を行っています。埼玉県以外にも長野県と千葉県に圃場があり、また、夏の暑さに弱いものは長野県で栽培するなど、それぞれの作物に適した環境で生産。年間を通してハーブを安定供給できる体制づくりが整えられています。

圃場では採れたてのハーブやイタリア野菜をかじってみながら見学。ハーブの香りに包まれ、個性的なテイストをひとつひとつ味わってみると、それぞれ特長が際立ちます。

近年、パクチーへの注目が集まり、料理用としてそのまま利用されるだけでなく、さまざまな加工品も登場しています。松野社長もパクチーには関心が高く、圃場の視察にも熱が入ります。

圃場を後にして、パック場を見学させていただきました。業務用・スーパー用など、出荷先に合わせてパッキングし、出荷されます。

出荷用の大量のパクチー！これだけの量があると、独特の香りもかなりのインパクトです。これを選別して重さを量り、袋に入れます。

関東近辺のスーパーへ納入されているもの。パッケージには親しみやすいデザインが採用されています。

イタリアンパセリ。パッケージの裏側には、かわいいイラスト付きの簡単レシピが入っているので、気軽にハーブ料理が楽しめそうです。

 フレッシュなハーブをたっぷり使ったハーブティーを試飲させていただきました。スペアミント、レモンバーム、レモングラス、レモンバーベナを使った爽やかな風味に、ホッと心も和みます。

ハーブにはたくさんの活用法がありますが、お料理のアレンジもさまざまです。味わいを豊かにしたり、彩りを添える役割も。これから冬のシーズンには、あたたかいハーブティーが人気をよびそうですね。圃場ではハーブについてしっかりと学ばせていただき、いっそう理解を深めることができました。

ポタジェガーデン様、ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。