福岡県南西部の町・大木町。この地できのこなどの農産物の生産、加工、販売を手がける農事組合法人ドリームマッシュ様を松野社長が訪問。視察に同行した熊本県のまつのベジフルサポーター佐藤真美さんのレポートをご紹介します。

大木町は日本有数のきのこの産地としても有名な町。農事組合法人ドリームマッシュ様はぶなしめじ・えのき茸・エリンギ・椎茸・アスパラガスなどの農産物を生産、加工、販売されている会社です。

特に幻のきのこといわれる博多すぎ茸、そして、常識を覆す冷凍加工技術の冷凍きのこに驚きました！博多すぎ茸とはどんなきのこなのでしょう？

天然物は春と秋しか採れない珍しさと、その美味しさから「幻のきのこ」と言われています。傘は濃い茶に白い斑点があり、見た目にもかわいらしい姿です。また、福岡県でしか栽培されていない貴重なきのこだそうです。

ドリームマッシュ様では、年間を通して栽培をされています。さっそく試食させていただきました！博多すぎ茸を炒めて塩で味付けしたものです。

ヌルっとした食感に加えシャキシャキとした歯ごたえ…ナメコとシメジを合わせたような感じです。博多すぎ茸はなめこと同じスギタケ属に分類されるので、特長が似ています。

栄養成分も豊富で、鉄分、ビタミン類などや、骨を丈夫にする効果が期待できるエルゴステールといわれる成分も含まれたきのこです。

おすすめの食べ方は、炊き込みご飯やチャーハン、和え物、炒め物、汁物、グラタンなど！博多すぎ茸の旨みも加えられ、いつもとは違ったおいしさで、料理を楽しめます。

そして、さらに！ドリームマッシュさんには驚きの最新技術がありました！それは、冷凍加工技術です。

きのこ専用の特殊凍結技術で
・細胞が壊れない
・破損が少ない
・霜が付かない
というのが特長で、さらに驚いたことに、冷凍したほうが味が増すとのこと。こちらも試食をさせていただきました！冷凍のきのこ類をスープにいれたものです。

生鮮きのこのようなシャキッとして食感！ドリームマッシュ様の冷凍きのこは、カットされたものが袋に入っており解凍不要。凍ったまま料理に使えます。そして、保存も１年間冷凍保存可能。瞬間凍結なので、おいしさそのまま！

お値段も安価で戻す工程もないので、出荷先でも、喜ばれているとのこと。レストランや学校給食などにお届けされているそうです。

まつのでは、乾燥ベジフルの商品化に向けて取り組みも進行中。日頃から多方面での情報収集に余念のない松野社長も、このきのこの冷凍技術には大きな関心を寄せていました。

出荷量は年間約580トン。九州だけでなく、関東、北海道へも販売されています。博多すぎ茸そして冷凍きのこを一度ご賞味されてみてはいかがでしょうか？

以上、熊本県のまつのベジフルサポーター 佐藤真美さんのレポートでした。