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「畑とテーブルをつなぐ」ことを目指すまつの。この度、種苗会社とのご縁から「種・畑とテーブルをつなぐ」新たな取り組みが始まりました。
・飲食店
・生産者サイド:株式会社corot、東京NEO-FARMERS!
・種苗会社:トキタ種苗株式会社
・流通会社:株式会社まつの
4者が連携する取り組みです。
株式会社corotは、埼玉県所沢を拠点に地域の生産者の方々とつながり野菜の流通を手がける会社。古民家つきの貸し農園も営み、一般の方々に農業の楽しさを伝える活動もされています。
東京NEO-FARMERS!は、異業界から農業に飛び込んだ新規就農者のグループ。30~40歳代の若手が多く、マルシェやイベントに積極的に出展し「顔が見える農業」を実践されています。
どちらも都心からすぐの近郊農業。まつのの物流網を活用すれば、収穫した野菜をその日のうちに集荷し、翌日には外食各店にお届けできます。
購買担当や料理長の方々に気軽に産地訪問していただけるのも、近郊ならではの利点。畑で実際の野菜を見て、試食もしながら、メニューにどう取り入れるかを料理人と生産者が談義する。まさに「顔が見える」関係です。
メニュー計画と連動した生産・供給体制をつくっていくこと、一般品種だけでなくトキタ種苗が開発する新顔野菜を広げ、将来的には外食店のニーズを反映した品種開発にまで発展させること。
夢が広がるプロジェクトの第一弾としてcorotさんとトキタ種苗さんにご案内いただき、お客様の購買やメニュー開発担当の方々と産地を視察しました。
まず訪問したのは、埼玉県所沢のよしだ農場。
江戸時代初期から400年を超える歴史を持つ農場です。さつま芋や人参、里芋などを栽培する傍ら、若い後継者の吉田明宏さんは、紫人参やサボイキャベツ、トレビスなど独自性のある品種にも挑戦。
彩りの良い野菜は、飲食店に人気です。
購買・料理長の方々も収穫を体験し、
とりたての野菜の姿、味をその場で確かめます。
「生でサラダにいける」「火入れしてグリルもいいね」。新鮮だからこその味わいに、会話も弾みます。
続いて訪れたのは、東京NEO-FARMERS!の若き生産者、菊池樹里さんの圃場。
東京都瑞穂町で、化学合成農薬・化学肥料不使用の農業を実践されていて、東京都エコ農産物認証制度の取得も積極的にされています。
ここでも、とれたてをその場で試食しました。
生産者の声を聞き、栽培品目を実際に味わうことで、その野菜をぐっと身近に感じるようになる。コミュニケーションの大切さを実感したひと時でした。
「生産者の声を店のお客様に伝えたい」「若い農業者の前向きさ、意気込みを感じた」。生産者の思いが伝播し、一日を振り返るミーティングでも、今後につながる議論がなされました。
立場は違えど、美味しい笑顔を広げたいという思いは同じ。「種・畑とテーブルをつなぐ」取り組み、種苗会社・生産者・外食各社の「思いをつなぐ」取り組みとしても、大切に深めてまいります。