提携産地レポート

長野県長野県菅平高原での農場研修にご案内

お取引先様より産地研修のご希望をいただき、弊社提携産地・長野県菅平高原の「中曽根農場」にご案内いたしました。お取引先様にまつのが野菜をもっと身近に感じ、より愛着を抱いていただけたら…そんな想いから、まつのでは産地とお客様を「つなぐ」取り組みを積極的に行っております。

今回お話をいただいたのは、居酒屋「北海道」「甘太郎」やイタリアンレストラン「La Pausa」など、様々なジャンルの飲食店を展開する株式会社コロワイドMD様。

野菜がどのように栽培されているのか、生産者のこだわりや苦労をしってお店での取り組みにつなげたいとのお考えで、本部の農産物調達担当の方や店舗を統括する地区長の方など6名の方々が研修に参加されました。

まずは「まつの菅平集荷センター」へ。

1988年(昭和63年)に開設、収穫した野菜を急速冷却する真空予冷機を備える自社施設。当時の弊社の事業規模では大きな投資でしたが、夏場の高原野菜を新鮮なままお届けしたいとの思いから建設に踏み切った、思い入れのある集荷センターです。

収穫されたばかりのレタスやキャベツに、皆さん興味津々です。収穫後すぐここに持ち込み、真空予冷機で芯温2~4℃まで一気に冷却します。

その後、キャベツの圃場に移動して、研修が行われました。

早速、目の前に広がるキャベツ畑を眺めながら、収穫したばかりのキャベツを実食!

みずみずしいキャベツは噛めば噛むほど甘みがジュワ〜ッとあふれてきます。

今夏は菅平でも連日猛暑が続き、雨がほとんど降らなかったため、水不足に悩まされました。雨が降らないとキャベツは育たず、小玉になってしまいます。キャベツの成育には水が一番必要なので、連日の水やりの作業は欠かせなかったそう。

今ではだいぶ大きく重たくなり、出荷にもちょうどよいサイズになってきました。

キャベツの美味しさを堪能したところで、畑にずらりと並んだコンテナを運びます。

キャベツ8玉が入ったコンテナは重さ10kg以上になり、滴る汗を拭いながら、皆さん一生懸命コンテナを積んでいきます。

  

実際に収穫作業も体験。

根元部分を包丁でざっくり切り落とします。しっかり力を入れて切らないと、きれいな切り口になりません。

収穫作業の大変さも実感されました。

その後、キャベツの入ったダンボール箱を運ぶ作業を行い…



今年はもう使わない畑で、後片付けの作業をお手伝いしました。

収穫後のキャベツの株が残っているので、マルチを剥がす前に株を抜き取ります。

これがかなり腰に負担のかかる重労働。マルチを固定している釘を引き抜く作業も欠かせません。

作業を終えた一行は、中曽根農場の事務所に隣接するキャベツと白菜の畑へ。

延々と続く広大な畑は圧巻です!

菅平の秋の主要品目の白菜。生長途中の様子を確認し、店舗でどのように料理に使われるのかイメージを膨らませました。

それから、標高1500mの地点へ。冬はスキーゲレンデとなる斜面に、たくさんのレタスが並んでいます!


そして、採りたてのレタスを頬張り…みずみずしい味わいに笑顔があふれます!

先ほどまで作業していたキャベツ畑を遠くに眺め、高原の清々しい空気と爽やかな風を体感しました。
 
参加された皆さまは、
「畑自体が傾斜になっていて、足場が悪くて作業が大変でした」
「キャベツが育っている様子を初めて見ました。こんな大変な思いをして、生産者の方々はキャベツを作っているのですね」
「納品の度に、キャベツを見る度に、今日のこの作業の大変さやキャベツの重量感を思い出します」
「これまでと野菜の見方や価値観が変わりそうです」
と話されていました。

普段の生活ではなかなか体験できない農作業でしたが、皆さま意欲的に取り組んでくださり、作業の合間の笑顔が印象的でした。

畑からキッチン、そしてテーブルまで。生産者の方々の想いとともに「食」をつないでいくのが、私たちまつのの役割です。これからも産地とお店の方々をつなぐかけ橋でありたいと思います。株式会社コロワイドMD様のお店で、まつのの野菜をぜひお楽しみください!

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