提携産地レポート

長野県【提携産地研修】長野県菅平高原でレタスの収穫体験

さる6月19日、新入社員の産地研修を実施いたしました。いつもご協力いただいている提携産地、長野県・菅平高原の中曽根農場さんでの研修です。 参加者は、弊社でのアルバイトを経て正社員として入社したベトナム籍のロックさんとトゥンさん。

まつの菅平産地研修

ベトナムからの留学生アルバイトスタッフへ野菜の流通をレクチャーするために、現地で自ら実見体験することが研修の目的。まずは「まつの菅平集荷センター」を見学しました。

菅平センター

標高1300メートルを超える管平高原は夏でも気温が低い冷涼地、夏場の高原野菜の一大産地です。弊社では夏場のレタスの安定供給を図るため、1988年に地域初の真空予冷機を備えた自社集荷センターを開設しました。

収穫したレタスはここで芯温1.2℃まで急速冷却され、とりたての美味しさそのままに、まつの関東流通センターまで冷蔵輸送されます。どんなに素晴らしい野菜も、新鮮なままお客様のもとに届かなければ価値はない。そのための弊社の取り組みの象徴ともいえる集荷センターです。

まつの菅平産地研修

そして、雄大な高原に広がるレタス畑へ。冬場はスキー場になる斜面いっぱいに、順調に育ったレタスが収穫を待っています。

まつの菅平産地研修

農場長の飯塚さんにコツを教わり、いざ収穫。

まつの菅平産地研修

最初の数回は包丁さばきに苦心していましたが、飯塚さんも驚く飲み込みの早さで手際良く収穫していきます。

外葉はレタス本体の保護のために数枚残すこと。収穫後は切り口の変色を防ぐために、畑ですぐ洗浄すること。

まつの菅平産地研修

弊社センターに届くレタスが新鮮で瑞々しいのは、生産者の方々のきめ細かな管理があるからこそだということを実感したのではないかと思います。

中曽根農場ではブロッコリーも主要作物の一つ。

まつの菅平産地研修

葉物野菜の冷やし込みには真空予冷機を使用しますが、ブロッコリーの冷却に使われるのは大量の氷。 ブロッコリーのためにつくられた特別製の氷です。普通のものと違って薄くて細かいため、詰めた時に密度があり溶けにくく、ブロッコリーを傷つけることがない。形状に工夫が凝らされた氷なのです。

まつの菅平産地研修

ブロッコリーは劣化が早い野菜ですが、収穫後すぐさま発泡スチロールの容器に入れ、この特別製の氷を詰めることで、夏場の高温期でも新鮮なまま弊社センターまで届くのです。

まつの菅平産地研修

駆け足の産地視察・収穫体験でしたが、2人からは以下の感想が寄せられました。

「4年間をまつので働いて野菜を使っていますけれども、野菜がどういう風に作ってきたのは全くわからなかったです。長野県に行っていろんなことを見てやってみたことで、よくわかってきました。これからアルバイトの皆さんに野菜の作り方を説明します。またチャンスがあればぜひ産地に行きたいです」

「今まで3年間にまつの会社で働いて、特にレタスはたくさん扱いましたげど、どのような環境で栽培しているかはと知りませんでした。この研修でよくわかりました。今回の経験を他のアルバイトさんに伝えたいと思います。またこの体験をさせて頂けると幸せです」

まつのでは、ベトナム籍のほか中国、スリランカなど多国籍のスタッフが活躍しています。言葉や文化、風習の違いを乗り越えて一致団結できるのは、志を同じくする仲間だからこそ。

産地研修は、まつのの思いを共有する大切な機会となっています。中曽根農場のみなさま、この度も貴重な体験をさせていただきありがとうございました。

まつの菅平産地研修

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