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営業推進本部 高塚浩子です。まつのでは本年6月より月1回、JAあいち経済連 東日本営業所 牛丸拓磨さんにお越しいただき、『愛知の品目勉強会』を開催しております。
6月は『大葉』、7月は夏に旬を迎える『冬瓜・とうがん』がテーマ。
全国第2位の生産量を誇る豊橋の冬瓜について教えていただきました。
夏が旬なのに『冬の瓜』と呼ばれるのは、果皮が硬く貯蔵性に富み、寒くなる頃まで保存できるから。90%以上が水分ですが、ビタミンCやカリウムを豊富に含んで夏の水分代謝を助けてくれる、まさに夏に食べたい野菜の一つです。
沖縄産も含めて通年出回っていますが、流通量がグッと増えるのは6月から9月にかけて。6月以降は愛知県産のシェアが一番高くなります。なかでも、愛知県産の86%を占める豊橋の冬瓜のシーズンになるのです。
そして、その栽培には深いこだわりがありました。
2005年には、有機肥料を主体とし化学肥料や農薬の低減を実現した『エコファーマー』に認定。安全で美味しい冬瓜作りを実現されています。
栽培中は、果皮の傷を防いで玉全体に美しいグリーンの色が回るよう、畑では冬瓜の下に保護マットを設置。
まんべんなく日光が当たるように、果実をコロコロとこまめに転がし育てます。
栽培のこだわりは収穫後にも。すぐ出荷するのではなく、専用ハウスで一定期間保管。これによって果皮がさらに深く美しい緑色になるそうです。手間ひまかけた栽培には社員一同驚きました!
選果は豊橋独自の厳しい基準で、秀品・A品・無印の3段階に分かれます。
大切に育てられ、厳密に選ばれた冬瓜をもっと知っていただきたい、食べて頂きたいと感じました。社員からも熱心に次々と質問が出ていました。
和食の食材が定番の冬瓜ですが、あっさりとしてクセがないため青パパイヤの代わりにタイ風のサラダにしたり、麻婆豆腐の豆腐のかわりに冬瓜を使ったりしても美味しいですよと、牛丸さんに教えて頂きました。なかなか懐の深い食材といえますね。
私たちもこの夏、冬瓜を沢山食べて猛暑を乗り切りたいと思います。牛丸さん、ありがとうございました。