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まつの商品部、DJコウこと甲です。
この度は、トッピーちゃんでお馴染み、豊橋農業協同組合様に2回目の視察に行ってまいりました。産地は愛知県東南部に位置し、穏やかな気候に恵まれて路地野菜や施設野菜を育てておられます。
前回の豊橋さんの産地リーポートです。
http://blog.matuno.co.jp/archives/1001285152.html
豊橋さんといえば、キャベツ、白菜 、トマト、ミニトマト、えんどう、ラディッシュ、大葉、レタス類等の取り扱い品目がございます。今年は全国的に天候不順により農作物の出荷量が激減し、高騰しております。。。。。豊橋さんのキャベツも例外ではありません。
そんな状況の中、弊社に昨年から出荷いただいている”鉄コンキャベツ”の圃場を視察させていただきました。
キャベツ部会とは別で『てつコンキャベツ倶楽部』として平成20年度から9名で活動し、現在は11名で活動しております。年々、出荷量は増加し現在は1,000tに及んでいます。
※「鉄コン」とは「鉄製コンテナ」の略。キャベツは通常は収穫したら選果場に運び、球の大きさ・重さや葉の巻き具合などで細かい規格に分ける作業があります。一方、鉄コンキャベツは、コンテナを畑に持ち込んで、収獲したらその場で収納。価格も球の大小に関係なく、「1キロいくら」と重量で決まります。
主に加工、業務用のキャベツに広まりつつある出荷形態ですが、農家さんにとっては収穫労力の軽減、ユーザーにとってはダンボール箱などのゴミが出ないというメリットがあります。また「1箱何玉」の通常のキャベツでは「10kg箱」といっても実際の重さにはバラツキがありますが、鉄コンキャベツはコンテナ単位の重さで取引されるため、重量が正確。仕入れのブレを抑えることができ(歩留りが良いといいます)、省力化と低コスト化につながっています。
WIN WIN ですね!
てつコン倶楽部 代表 山本守美さん
『キャベツは価格変動が大きいため、春夏作は葉タバコを生産して経営を安定させてきたが、鉄コンにより経営を安定させられる』
『今後はキャベツ専作を目指すとともに、現在の3分の1程の鉄コン専用栽培を3分の2程に増やし、株の間を空けて球を大きくしていく』
『売上の見通しが立つキャベツ栽培が実現できたため、息子にも自信を持って就農を進めることができる』
現在のキャベツの品種は『初夏のかほり』
初夏を感じさせる、あざやかな緑。
中の葉もあざやかな黄色です。シャキシャキとした食感が楽しめます。
キャベツ畑では隣接した路肩に雑草が生え、そこに発生する害虫の被害を受けることがよくあります。こちらの畑ではキャベツを植える数を減らして路肩との距離をあけ、害虫をキャベツに寄せ付けない対策をされていました。
お客様の事を考え真心こめて
良いキャベツを育ているのが伝わります!
倶楽部内の結束は堅く、規格表を持ち、お客様からのクレームは全員で共有し栽培開始前の検討会はもとより圃場巡回や勉強会、栽培基準を見直す機会を週に1度は設けて、取り組んでおられます。
これから梅雨の時期に入り雨の影響が心配ではありますが皆、豊橋さんのキャベツをお待ちしております。