まつのベジタブルガーデン

青森県温泉の恵みで通年栽培を実現!十和田の山東菜(後編)

野菜・果物品目レポート

青森県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエ、ベジフルビューティーアドバイザーの欠畑(かけはた)睦子です。

前編では温泉を農業に利用する川田農園の山東菜と小松菜の栽培の様子をお伝えしました。今日はその山東菜と小松菜を使った料理をご紹介します。

「青森が大好き!」と話す川田正人さんは、毎日の夕食も作るほど料理も大好きなのだとか。そのレパートリーは料理からスイーツまで、あらゆるジャンルの料理をこなしてしまうそう。そこで、自ら育てた山東菜と小松菜の美味しい食べ方を教えてもらいました。

サンチュがわりに焼いた肉を巻いたり、しゃぶしゃぶ、餃子、シフォンケーキ、スムージーなどがおすすめだそう。そこで、早速スムージーを作ってみました。それぞれりんごとみかんを使った2種のスムージーは、レモンとオリーブオイルを加えただけ。青臭さがないので甘みを加えなくてもおいしく味わえます。

アブラナ科の小松菜は、野菜の中でもとび抜けて鉄分とカルシウムが多く、成長期の子供や骨粗しょう症予防に食べたい野菜の一つです。きのこなどに含まれるビタミンDと一緒に摂取することで、より吸収率が高まります。豊富なビタミンCは風邪予防や美容効果があり、ガンや動脈硬化、生活習慣病の予防効果も期待されます。

ホットケーキミックスに混ぜてアメリカンドックにしてみました。子供のおやつからパーティーメニュー、お魚のフリットまで幅が広がりますね。

鮮やかな緑は豆腐と混ぜてベジケーキのクリームにしました。

味付けは甘塩麹と太白ごま油。和え物にしてもいいですが、パーティーシーズンはいつもとちょっと違うベジデコサラダを楽しんでみてください。手軽にスポンジは食パンで代用。好きな色の野菜のマリネを重ね、冷蔵庫でよく冷やしてからドレサージュ!親子で楽しんでみませんか?

そして定番の中華。茎と葉に分けてさっと火を通し、食感を残すのがポイントです。

生でもおいしいので、味噌汁などは火を止めてから加えましょう。よりやさしい味が感じられますよ。

山東菜は白菜の一種で半結球タイプ。山東白菜とも呼ばれ、主に漬物用として栽培されてきましたが、この頃は結球前の若採りで流通しています。美容効果が期待されるカロテンや産前産後の女性に必要な葉酸が多く、高血圧予防効果が期待されるカリウムも含まれています。

山東菜はほどよい塩味と旨みがあるので、まずはサラダで食べてみてください。

バタバタしがちな朝のパワーサラダに最適。ザクザクと切った山東菜に旬の蜜入りりんごとロースハム、トーストしたパン、ナッツを混ぜて、お好みのドレッシングでいただきます。私はオリーブオイルだけで味わいました。

白出汁醤油で味付けしたお揚げと山東菜の外葉を交互に重ね、さっぱり押し寿司はいかがでしょうか?サクサクとした食感が楽しめます。甘い芯の部分は2色の大根とお手製南蛮味噌でいただきました。和食や中華メニューが多い野菜ですが、パーティーシーズンにも大活躍です。

今夜も氷点下。しんしんと雪が降る中、川田農園の青菜はますます美味しくなっています。
青森県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエ、ベジフルビューティーアドバイザーの欠畑睦子でした。

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