まつのベジタブルガーデン

山形県オカヒジキの謎

まつのベジフルサポーターレポート

こんにちは。
山形県 まつのベジフルサポーター、野菜ソムリエ、アスリートフードマイスター3級、鐙谷貴子です。

山形も木々の緑が鮮やかな気持ちのいい季節になりました。今日は山形県の在来作物の一つのオカヒジキのご紹介です。

皆さんはオカヒジキをよく食べますか?今では全国で生産されるようになりましたが、実は収穫量が多いのは山形県南陽市なのです。今日は酒田市の阿曽愛子さんのハウスを訪ねました。

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オカヒジキは、シベリア、中国、そして、日本などの海岸砂丘地に自生するアカザ科の一年草で四方に伸ばした茎に海藻のように円錐形の葉をつけます。これが海藻のヒジキの形に似た「陸のヒジキ」、つまりオカヒジキと名づけられたとされています。若くて柔らかい茎葉はシャキシャキとした食感が持ち味です。江戸時代には野菜として盛んに食べられたようです。でも不思議なことは江戸時代には酒田市で盛んに栽培されていたのに現在ではハウスを訪ねた阿曽愛子さんともう一人だけ。その二人で「オカヒジキ愛好会」を守って栽培しています。では何故この地域で栽培しなくなったのでしょうか?そして山形県内陸の南陽市で盛んに栽培されるようになったのでしょうか?

それはこの地域(庄内地方)の食の豊かさが影響していたようです。庄内地方は山、川、平野、そして海があり、新鮮な魚が豊富で食材に苦労しなかった豊かな地域だったから栽培をしなくなったと言われています。そして、そのオカヒジキの種は最上川を船で上流へ昇り船着き場がある砂塚村(現在の南陽市)にもたらしたと言われています。そのため今でも食べたことがないという人が多く私も食べ始めたのは数年前という。この地域では、実は新野菜の一つなのが驚きです。小さい時に食べたことがないもの。見た目、雑草のようなもの。スーパーの店頭でも中々手に取れないのが現実ですね。

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今日は一般的な食べ方から子どもからお年寄りまで簡単で食べやすいレシピを紹介したいと思います。

まずは簡単で美味しいシンプルレシピです。

【オカヒジキの辛子和え】
オカヒジキは2cm幅に切り、水50ccを入れた鍋に入れ塩、ごま油少々加え加熱90秒ザルに上げます。

【オカヒジキのマヨケチャ和え】
後は辛子醤油またはお子さまにはマヨネーズとケチャップでシャキシャキ!サクサク!

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【オカヒジキの梅肉白和え】
茹でたオカヒジキを水切りした豆腐と柚子胡椒で和え梅干を加えます。

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【オカヒジキの米粉チヂミ】
<材料>

  • オカヒジキ(2cm幅)・・1わ
  • 生姜(みじん切り)・・大1
  • サクラエビ・・・小1
  • 米粉・小麦粉・・・各大4
  • 水・・・・50cc
  • 卵1こ

<作り方>

  1. 材料をボウルに全部入れて混ぜる。
  2. フライパンにごま油大2(分量外)を入れて1.を一度に入れ両面こんがりと焼く。
  3. お好みで糸唐辛子を飾る醤油などでどうぞ

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オカヒジキの栄養はカリウム、カルシウム、マグネシウム、そしてカロテンが豊富な野菜です。スポーツをする方や高血圧の改善などにも効果が期待できます。
シャキシャキの歯ごたえを生かすために茹で過ぎは注意ですね。

山形県 まつのベジフルサポーター、野菜ソムリエ、アスリートフードマイスター3級、鐙谷貴子でした。

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