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こんにちは。
山形県のまつのベジフルサポーター、アクティブ野菜ソムリエ、アスリートフードマイスター3級、鐙谷(あぶみや)貴子です。
暑いですね。こんな日は冷たいビールと美味しい枝豆??お盆からの最盛期の山形県鶴岡市の在来作物の枝豆だだちゃ豆をご紹介します。すでに全国区で美味しい枝豆として知られていますが、産地情報をお届けします。さて今回は鶴岡市。だだちゃ豆産地として有名な白山地区のジュニア野菜ソムリエの佐藤ゆりさんの畑を訪ねました。
一面枝豆畑です!!
だだちゃ豆は庄内地方の鶴岡市で栽培されている在来作物の一つ。鶴岡市は山からの豊かな水と自然に恵まれ繋いでいるといえます。晩生の枝豆ですが、その中でも比較的早生品種の「甘露」が収穫時期を迎えています。ぷっくりとふくらんだ莢は独特です!このふくらみは?大き過ぎてもダメ!小さすぎてもダメです!
「生のまま食べてみて!ほんのりと甘みと苦みがあるでしょ?これが加熱すると香りと旨味に変化するの」
「見た目でも判断するけど美味しい豆の判断は生で食べただけでもわかるのよ」
青っぽい豆の味と香りとほんのり甘い汁が・・最後にちょっと苦い味が残りました。
さて、だだちゃ豆の名前の由来は江戸時代にさかのぼります。越後から庄内に入ってきたエダマメで枝豆つくりに熱心な者が今までにないおいしい豆を作ることに成功しました。そして殿様の酒井忠篤公(さかいただずみこう)に差し上げたところ殿様は気に入り
「こんなうまい豆を作ったのは誰だ?」
と聞かれ
「はい。小真木のだだちゃが作ったのでがんす」
(はい。小真木集落のお父さんがつくったものでございます)
と答えました。
それ以来殿様は「だだちゃ豆を食いたい」としばしば言われるようになったというものです。つまり、殿様がこのだだちゃ豆の名前をお付けになったそう。庄内弁でだだちゃとはお父さん、家長と尊敬を込めてそう呼ぶのです。または当時枝豆のことをダタガ豆と呼んでいたことからだだちゃ豆と言われたという諸説もあります。
庄内地方の食習慣として夏と切り離せないこの地方の在来作物の横綱のだだちゃ豆。茹でているだけで香りが家中ただよい、子どもの頃
「だだちゃ豆?わーい!」
茹であがるのが楽しみでしかたありませんでした。
ゆりさんの収穫後の作業場です。「えだまめ自動脱莢機」が枝豆農家には必須です。自動で枝から莢のみを取ります。
その後、ゆりさんの息子さんと友人が選別作業です。
- 莢が1つ
- 曲がりがある
- 傷がある
- 実が入ってない
その豆を取り除き出荷になります。
枝豆が美しいです。
そして産直の枝豆売り場は大賑わいです。
<産直白山>
農家さん毎の試食が並んでます。
<産直シャキット>
どれも美味しくて選ぶのが困ります!!!
産直毎のポップも工夫してますよね?もう12時だったのでほぼ売り切れ状態・・
だだちゃ豆は8月初めから始まり晩生の9月中旬まで。
- 庄内1号
- 小真木
- 早生甘露
- 甘露
- 早生白山
- 白山
- 庄内3号
- 晩生甘露
- 平田
- 赤澤
- 尾浦
と色々な品種が続いていきます。美味しい枝豆を山のように茹でてムシャムシャと食べるってしあわせなことですね。
今年もだだちゃ豆の季節が来ました。皆さんも食べてみてください。
山形県のまつのベジフルサポーター、アクティブ野菜ソムリエ、アスリートフードマイスター3級、鐙谷(あぶみや)貴子でした。