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みなさま、こんにちは。
熊本県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの佐藤真美です。
みなさんは野菜の色に注目したことはありますか?
例えばトマトと言えば、「赤」をイメージされる方が多いかと思います。では「赤」以外では何色をイメージできるでしょうか?
今回は、7色のミニトマトを生産されている、株式会社藤瀬農園様を訪問させて頂きました。一体、7色とはどのようなミニトマトなのでしょう?
(1)定番の「赤」
こちらは、アイコといわれる品種で楕円の形をしています。とても甘味が強く、果肉もしっかりとしているのが特徴です。赤いトマトに多く含まれるリコピンという抗酸化物質には美容効果も期待できます。
(2)定番になりつつある「黄」
こちらの品種もアイコ。黄色いミニトマトは「赤」に比べてさらに甘味が強く、まるで果物を食べているよう。栄養素も、体内に吸収されやすいとされているシス型リコピンが豊富に含まれています。また栽培方法は同じ品種であっても色が違うだけで、水分や肥料の量も違うそうです。
(3)フルーツのように鮮やかな「橙」
オレンジ色のミニトマトも、甘味たっぷりで高糖度が特徴。βカロテンを豊富に含んでいるため、ニンジンと同じような鮮やかなオレンジ色となるのです。
(4)知る人ぞ知る「茶」
なかなか店頭ではお目にかかれない茶色いトマトは、クセのない味わいで酸味が少ないのが特徴。ナスやブルーベリーに含まれるアントシアニンという栄養素が、この茶色いミニトマトにも含まれています。
(5)こう見えても熟果「緑」
まだ未熟なミニトマトに見えますが、完熟した緑色のミニトマト。みどりちゃんという品種で、果肉は固めでやや酸味を感じます。しかし青臭さはなく、サラダやソテー、ジャムなどお料理には幅広く使えます。
(6)ゼブラ柄のミニトマト「茶×緑」
ブラッディタイガーという、日本語で「血まみれの虎」という名のこの品種は、甘味も強く、リコピンを豊富に含み、果肉もしっかりとした味わい。店頭で見かけたら、ぜひ食べて頂きたいミニトマトです。
(7)珍しすぎる!「白」
原種に近い品種で、一番生産が難しく、日持ちも短いので、一瞬のおいしさを味わって頂きたいとのこと。白いミニトマトは、酸味が少なくさわやかな甘味が特徴。果肉はしっかりしており、果汁もたっぷりです。
それでは、7色ものミニトマトをどのように栽培されているのでしょう?
同じミニトマトとはいえ、それぞれの色の違いで、栽培の仕方や管理、成長も異なるそうです。「一つのハウスに、いろんな人種の人たちが一緒に住んでいるみたいな感じです」と藤瀬さん。
よく見ると、ここのハウスは地面に土がありません。ハウスの中に入るときは、衛生面や環境を配慮し、スリッパに履き替えます。外からの土を持ち込ませないため、土足禁止です。
では土は?土はポットの中に入っている量だけ。こちらでは、それぞれの品種・色に合わせた栽培管理がされており、水や肥料の管理が自動化されていて、最新の農業技術も取り入れていらっしゃいました。
「物を作るには、技術力も販売力も必要。難しいことにもチャレンジし、開拓して行くことが、すべての方への恩返しに繋がると思い、取り組んでいます」とのことでした。
このカラフルな色を生かしたミニトマト料理を作ってみました。
★カラフルトマトのチーズタルト★
タルト生地に、卵で作った生地を流し込み、チーズとカラフルトマトで飾り付け。オーブンでもフライパンでもできます。
★スーイトポテトサラダ〜七人の小人〜★
ミニトマトの上部を切り、中のゼリーをくり抜き、サツマイモにマヨネーズを和えて、中に詰めます。目は黒ごま、口は赤いミニトマトを薄く切ったもの。お子様と一緒に作っても楽しいですね!
★カラフルトマトのピクルス★
すし酢と水を1:1で作った液にトマトを入れ、約30分〜1時間冷蔵庫で味をなじませます。さわやかで鮮やかなピクルスの完成です。
これからが最盛期のミニトマト!色を楽しみながら、おいしく頂いてくださいね。
熊本県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの佐藤真美でした。