まつのベジタブルガーデン

兵庫県野菜なのに、肉菜?!【ヤスオ農園】

まつのベジフルサポーターレポート

兵庫県のまつのベジフルサポーター
アクティブ野菜ソムリエ
フードライターの坂田理恵です。

先日、神戸市の六甲アイランドにあるシェラトンマルシェに立ち寄った際、とても気になる野菜がありました。に・・・肉菜・・・?!野菜なのに、肉ぅ???さて、その正体とは???

IMG_7705_m

肉菜に目を奪われた私は、パッケージに記載されていた生産者さんのお名前を見つけ、すぐに連絡しました。そして、肉菜との出会いから3日後、神戸市西区のヤスオ農園さんをお訪ねしました。

DSC_9004_m

肉菜は、実は青梗菜(チンゲンサイ)の一種で、日本ではほとんどお目にかからない希少品種。生産者の安尾憲太郎さんのご友人が、中国へ出張された際に、種を購入し、それを譲り受けて、ヤスオ農園さんで栽培したものです。一般的な青梗菜よりも水分が少なく、茎や葉がしっかりしています。加熱すると甘みが増し、葉の部分はトロトロ食感、茎の部分はシャキシャキと、食べごたえも充分です。肉菜は通年収穫でき、1株はおよそ300gにもなります。青梗菜は小売店などでは、通常2株セットで売られていますが、だいたいその2株分と、肉菜1株分が同じぐらいの重さです。

IMG_3605_m

葉の縁がクルッと丸みを帯びていて、まるで花が咲いているような、可愛らしいカタチが印象的で、畑の様子を見ているだけでも、飽きないほど、愛着を感じます。神戸市西区は、古くから農業が盛んでヤスオ農園代表の憲太郎氏は6代目。若い世代の新規就農者も多く、独自の取り組みで新しいことに、チャレンジする人が増えています。

安尾さんも、西区のメンバー6人で「神戸農産物直売チームSTARS」を結成。それぞれの農園で収穫される野菜を、神戸近郊の契約レストランや市内のマルシェで販売しています。取引先へは週1回注文書を送付し、配達は週2回。取りまとめをしている安尾さんは、本業の農作業の他にも、てんてこ舞いで大忙しの毎日。今後はお手伝いの人員を補強し、新しい品目の栽培にもチャレンジしたいと意欲的に語ってくださいました。

IMG_7399_m

ヤスオ農園さんでは、肉菜のほか、トマトやねぎ、ベビーリーフなど、季節に応じて、多くの品種が栽培されています。契約レストランへ届けられるほか、神戸市内のマルシェ、産直マーケットなどでの販売や、神戸市の六甲アイランドにある常設の「シェラトンマルシェ」、東急ハンズ神戸三宮店で、毎月1回2日間開催される、「東急ハンズマルシェin三宮」でも購入できますよ。

また、お取り寄せも可能です。ご紹介した肉菜は1株100円。お好きな数量を指定できます。送料がかかりますので、お友達やご親戚と共同でご購入されるのがお得ですね。

お問い合せはこちらへ。
ヤスオ農園
Tel 090-9697-2832
mail  y2o0000@softbank.ne.jp

ヤスオ家の食卓

DSC_9420_m

わけていただいた肉菜は、さっそくおいしくいただきました。フライパンにごま油を入れ、みじん切りにしたにんにく、しょうがを入れて、ゆっくり加熱。この時に強火にすると、にんにくが焦げてしまうので、弱火でじっくり温めて、にんにくとしょうがの香りを引き出すようにします。香りが立ってきたら、食べやすい大きさに切った肉菜を入れて炒めます。この時に、サッと塩をひとつまみ。野菜のおいしさを引き立たせるのは、このひと塩が大切ですね。あまり火を通しすぎないように、手早く炒めてできあがり。素材のよさが際立つ、シンプル調理です(笑)

DSC_9392_m

そしてもうひとつ。肉菜シュウマイ(笑) 肉菜の葉の部分を皮にして、タネを包みました。くるんっと縁が丸くなった葉が、とても包みやすそうなカタチで、これはシュウマイに使える!と、悦に入って作ったのですが、家での反応は、イマイチ・・・。葉と茎の部分を切り離し、サッと軽く茹でます。茎の部分はみじん切りにして、ひき肉と一緒に合わせます。今回はヘルシーに、鶏ミンチ肉を使用しました。シュウマイ6個分で、およそ230g。

皮の代わりの葉の面積が、かなり広いので、1個がジャンボサイズでした(笑) 鶏ミンチ肉のタネには、しょうがのすりおろしと、しょうゆ、ごま油で、しっかりと味付けするのがポイントです。蒸気の上った蒸し器で、10分程度蒸してできあがり。ぎょうざを包むよりも、シュウマイは、意外と手軽にできるんですよ。ぜひみなさんにも肉菜シュウマイをおすすめしたいので(笑) 肉菜をもっとたくさんの人に、知っていただけるように、私も広報宣伝活動に、チカラを入れたいと思います。

兵庫県のまつのベジフルサポーター
アクティブ野菜ソムリエ
フードライターの坂田理恵でした。

兵庫県の記事