まつのベジタブルガーデン

京都府伏見とうがらしの生産者さんを訪ねて①

まつのベジフルサポーターレポート

はじめまして、まつのべジフルサポーターの中本絵里です。京都在住の野菜ソムリエ栄養士です。楽しくお野菜についてお伝えできるよう頑張りますのでよろしくお願いします。

さて、今回は、7月下旬に京都府南部の精華町で『伏見とうがらし』を栽培されている清水弘明さんのハウスを訪ねました。

1

2

9

ハウス内は換気扇がフル稼働ですが、朝8時にはすでに36度。これだけ暑いと作業時間が早朝5時から8時というのも納得です。(※7月末で今年の収穫は終了されました。)

3

実は、ハウス内には、安心な野菜を作るべく働く小さなお手伝いさんが元気に働いています。まずは、「スワルスキー」というなんともお洒落な名前のダニ。(『農薬』として登録されており、容器に入って販売されています。)コナジラミの卵やアザミウマを黙々と退治してくれるとはありがたいですね。この日、コナジラミの卵を見ることはできませんでしたが、「スワルスキー」には会えました。でもすでに老眼の私には小さすぎてよく見えないので、カメラでパシャリ

5

とにかく小さい「スワルスキー」。でも、働きはかなりのもの、本当に頼もしいお手伝いさんです。「テントウムシ」はアブラムシ退治に大活躍。誤ってシートに害虫とともに捕獲されているのを目撃。

6

ついつい調子に乗って「この虫はいいけど、この虫は残念」などと・・口走っていまいました。。人間の勝手な都合で益虫と害虫を区別しただけで、命の重みは一緒なのに。もっと野菜を食べることに心から感謝をしなくてはと思いました。

その他、ハウス入口には目の細かい防虫網で害虫の侵入を防ぎ、

 

7

うどんこ病の予防にイオウを利用されていた清水さんのハウスは、農薬を減らす工夫がいっぱいです。

8

農家さんの熱意、絶え間ない努力によって、私たちの手元に野菜が届けられるのですね。手元に届く野菜が、どのように栽培されているか知ること、生産者さんとコミュニケーションをとることが、
本当の安心につながっていくのだと痛感しました。

今回、お世話になった清水さんは、野菜ソムリエとしても活動されています。また、今月、『きょうと食いく先生』として京都府知事に認定されました。清水さんのご活躍を想像すると、京都の食育がこれからますます楽しみになります!

『伏見とうがらし』のお話はまた次回。。。

 

京都府の記事