みなさま、こんにちは栃木県まつのベジフルサポーター野菜ソムリエ、ベジフルビューティーセルフアドバイザーの籠谷(こもりや)めぐみです。

栃木県・宇都宮市はニラをたっぷり使った餃子」が人気の街です餃子にかかせないお野菜『ニラ』は栃木県が全国２位の生産量を誇り、１年を通じて出荷があります。(平成26年度農水省作況調査より)もともと栃木県はニラの主産地であり寒暖の差が大きい地域です。宇都宮市ではニラがたっぷり入った餃子はスタミナ源とされ、人気となりました県内では多くの畑で有機質肥料を使い、生産者が手間ひまかけてじっくりと育てているため栃木県のニラは深い甘みと風味があり、とってもおいしいんです今回は栃木県のこだわりのニラを栽培する農家さま、入江さんのニラハウスの見学をさせていただきました。

入江さんご家族皆さま優しくて、素敵なご家族です 奥様はJr野菜ソムリエの資格を持っているんですよ。右にいる白いコートの男性は野菜ソムリエの佐藤圭一さんです。入江さんのニラは主にJAうつのみやに出荷し、東京市場に流通しています。また、病院や学校給食でも使用されています。入江さんのニラのハウスでは、ハウス内の温度管理を徹底し、肥料は主に堆肥を使用して化学肥料はなるべく少なくする工夫をされています。
＜ハウスの中＞

また、一部のハウスにはウォーターカーテンという特別な設備を導入しており冬場のビニールハウスの温度を下げすぎず、一定の温度に保つようにしています。ウォーターカーテンとはハウスの中にホースが通っており、水が流れることで温度調整をしている設備です。こちらは県内の農家さまでも導入している箇所は少ないそうですウォーターカーテン(筒の部分にお水が流れています。)

実はニラは何度刈っても伸びてきます。１年中収穫は出来ますが12月ごろ最初に出荷される「一番刈り」は太さがしっかりし、香りも強くとても甘いので特においしく出来ます。ただし、あまり長い期間何度も刈り続けると味が落ちるので入江さんのお宅では１年間に約５回までとし、約１年ごとに苗を植えかえています。
＜収穫した後のハウス＞(ここから再び成長します)
ウォーターカーテンの設備のあるハウスでは１年間に通常約５回刈るところ、約８回もおいしいニラが取れるそうですよ。ニラを食べてスタミナUPそんなニラは独特のにおいがありますが、それはにんにくにも含まれるアリシンという成分です。これは消化酵素の分泌を促し食欲増進効果が期待できます。またエネルギー効率を高めてスタミナUPにその他、ニラの栄養素はビタミンC、E、B2も含まれ鉄分、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどがバランス良く含まれます。入江さんがニラのお料理を作ってくださいました。

【ニラの胡麻和え、ニラの天ぷらシンプルにそのままポン酢で。】
シンプルだからこそニラの旨みがわかります‼私は普段お鍋や餃子にしか利用していなかったのでニラの甘みと旨みの強さに正直驚きましたそこで、私もニラ料理に挑戦しました。

【ニラのお浸し】

ニラのお浸しって少し意外かもしれませんね。こちらはポン酢でさっぱりともうお箸が止まりません‼

【ニラたっぷりバーグ】

ハンバーグにニラをたくさん入れました。おろしポン酢でさっぱりと栄養もたーっぷり

【ニラ玉～甘酢あんかけ～】

Bカロテンは油と相性が良く、油と調理すると効率的に栄養素を吸収できます。
さらにビタミンEを含む食材と一緒に摂るとセレンの働きを高める効果が期待でき、卵とニラを組み合わせるのはおすすめなんです。
セレン・・活性酸素を活発にする過酸化脂質を抑制する働きがあり、抗酸化作用が期待できます。

【ニラと豚肉のスタミナ丼】

ごはんが進む１品アリシンはビタミンB1の吸収を高める働きもあり、ビタミンB1を含む豚肉やレバー、豆類などと一緒に摂ると疲労回復効果が期待できます。このようにニラは意外とレパートリーが豊富なんです。さて、みなさん今晩のおかずはニラ料理で決まりですね。ニラを食べるとスタミナUP間違いなしです。栃木県のニラもご機会ありましたらお試しくださいね。

【お知らせ】野菜ソムリエの佐藤 圭一さんが野菜の情報発信をされているラジオ番組に入江さんがゲスト出演されます‼ニラ栽培のこだわりが直接聞けますよ。PCやスマホから全国どこからでも聞けるそうです。ぜひ聞いてみてくださいね

5月28日(土) 11:00～○ラジオ局    FMやまと

○番組名        野菜畑からの贈り物 

栃木県まつのベジフルサポーター野菜ソムリエ、ベジフルビューティーセルフアドバイザーの籠谷めぐみでした