湖面では、鳥たちが羽根を休めていました。
周りは杉に囲まれ、とても静かなところです。樹齢が200年以上のものもあるんだそう。
ここをご案内いただくのは、鮪川自治会の成田さん。昨年訪問させていただき、それ以来お世話になっています。
さて・・・滝の頭の一角にあるのが、クレソンの栽培スペースです。
青々と育ったクレソン
フレッシュな採れたてをサラダにしたい。普段、スーパーなどで販売されているクレソンとは比べ物にならない位、みずみずしくてイキイキ。こちらで栽培しているのが、露地栽培。清らかな滝の頭の湧水の恩恵をたっぷりと受けて育っています。また、「滝の頭クレソン」はハウス栽培も行っています。
長いハウスのトンネルの中には、こんなに元気なクレソン。さて・・・ここで、お味見を。
ほろ苦い風味と鼻に抜ける辛み・・・新鮮なので、シャキッとした食感も。「付け合わせの野菜」のイメージですが、これは主役級の美味しさです。いただいたクレソンを持ち帰って、食べ比べ。
上から時計回りに・・・「露地栽培」「ハウス栽培」「自生のクレソン」。全て「滝の頭」の水で育ったものですが、味が違うのが、面白いところです。わたしが感じたのは、「露地栽培」は、クレソン特有の風味が高く、「ハウス栽培」は、ほろ苦さの中に優しい甘さがあり、「自生のクレソン」は、野性味溢れたガツンとくる辛み。どれが1番美味しいかは、個人の嗜好によるものだと思います。ちなみにわたしは、「ハウス栽培」が1番好きでした。成田さんに伺ったオススメの食べ方が「クレしゃぶ」。クレソンのしゃぶしゃぶです。
とても贅沢な食べ方ですが、美味しさに感動しますよ。クレソンは、ビタミンA、Cが豊富。カルシウムや鉄も多く含まれていて、栄養学的に大変優れた食材です。付け合わせだけではなく、メインに使ったお料理でもっとたくさん食べていただきたい。美味しさをわかっていただきたい。・・・そんな風に感じました。秋田にいらした方をご案内したい隠れた素敵なスポット 「滝の頭」。今回はこちらから「滝の頭クレソン」をご紹介しました。