ものすごい轍です。「埋まらないんですか?」との質問に、「時々埋まるからスコップは必需品。」と涼しい顔でのお答え。・・・わたしなら、めげてしまいそうな道です。ここに毎日通っているのだそう。雪国ならではの苦労です。ずっと入っていくと、突き当りが開けていて、かなり大きな駐車スペース。右手にホダ場が広がっています。松林に囲まれた砂丘地で、
・直接日光が当たらない。
・風通しが良い。
・排水が良い。
・湿度が低い。
・・・と、ホダ場に最適の自然環境。雪のない時期の、ズラリと並んだホダ木は圧巻でした。今の時期は、2棟のハウスの中・・・
こんな感じで並んでいます。
女っぷり、最高です。極寒の中でゆっくり育った「冬子」は、甘みがのって肉厚。その中でも、1個40g以上のものは「ジャンボ椎茸」として販売しています。
畠山さんの大きな掌にドーンと。首都圏で大人気の商品です。オススメの食べ方は、「椎茸のお刺身」。アルミホイルで蒸してスライス、辛子醤油が最高なのだそう。さて・・・場所は変わり・・・ご自宅前のハウスにやってきました。こちらでは、棚にホダ木が並んでいます。
こちらの椎茸もおいしそうに、ニョキニョキと・・・
本当に見とれちゃう位・・・いい女っぷり。畠山さんの椎茸栽培へのこだわりは、かなりのものです。秋田県の菌床椎茸の生産量は、全国でもトップクラスですが、あくまでも原木栽培にこだわり、その栽培方法にもこだわり・・・こちらの椎茸で作った干し椎茸は絶品。出汁といったら・・・かつて飲んだ事のない極上の戻し汁・・・わたしのオススメ食材の1つです。この「冬子」、3月上旬まで、「寒締め原木椎茸」として販売されます。間もなく「春子」にバトンタッチ。フレッシュで香りの良い「春子」も魅力的です。今シーズンは降雪量が少なかったので、例年より早い春がやってきそう。今回の「秋田のうまいもん」は、寒締め原木椎茸「冬子」をご紹介しました。