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こんにちは。
神奈川県のまつのベジフルサポーター、アクティブ野菜ソムリエ、ベジフルビューティーアドバイザー齊藤倫子です。
皆さまは「シルクスイート」というさつまいもを食べたことはありますか?「春こがね」に「紅まさり」を交配して2012年に誕生したしっとり系の新品種のさつまいもです。今日は、私のふるさと熊本で地震の被害に負けずに栽培に取り組む さつまいもの名産地・西原村の様子とシルクスイートを使ったお料理をご紹介したいと思います。
9月初旬、私が帰省した際に 熊本県のまつのベジフルサポーター佐藤真美さんの紹介で収穫が始まったばかりのさつまいもの産地を訪ねる機会がありました。そこは、今年4月の熊本地震で甚大な被害を受けた西原村。
阿蘇山の麓に位置する西原村は土壌や気候の条件が揃い昔からさつまいもの栽培が盛んな地域です。毎年4月から5月にかけて苗を植え9月から11月にかけて収穫。見渡す限りの芋畑は、西原村の四季を表す風物詩となっています。特に、西原村では4年ほど前から村をあげてシルクスイートの栽培に取り組みブランド化を図ってきました。
そんな中での大地震。大半の農家の家が全壊もしくは半壊し農作業が著しく遅れ、生産量が例年の4割に落ち込んでしまうという見通しに農家さんも肩を落とされていましたが、全国から農業ボランティアの方々が駆け付け、必死に農作業のお手伝いをしてくださったおかげで、例年の9割までに回復できたそうです。農業ボランティアの参加者ののべ人数は約2000人。応援を受けた農家さんは100軒以上。今年のシルクスイートの収穫は多くのボランティアの力を借りて、農家さんが地震に負けずに大切に育てた西原村復興のシンボル!今回、収穫の作業中にお訪ねした西原村の生産者さん山下農園の山下義博様と奥様のまり子様も掘り立てのシルクスイートを手に笑顔でお話してくださいました。
さつまいもは収穫後すぐに出荷はせず貯蔵庫で1ヶ月ほど寝かせると糖度が増してさらに美味しくなるそう。十分に貯蔵されたシルクスイートはその名の通り、絹のようなしっとりとした舌触りと上品な甘さが特徴です。ということで、お訪ねしてから約一月半後楽しみに待っていたシルクスイートが我が家にも届きました!
シルクスイートの皮は濃い紅色中はクリーム色のさつまいもです。美味しいものをお届けしたいというプライドから一本一本丁寧に手作業で選別されるそうですが、どれもとても綺麗で丸々としていて箱を開けた瞬間、多くの方々の想いに触れたようで感動しました。そんなシルクスイートを私も復興への気持ちを込めて美味しくいただきましたのでいくつかお料理をご紹介します。
【シルクスイートのスティック】
シルクスイートをスティック状にカットして電子レンジで少し蒸したあとフライパンにバターを溶かしこんがり焼き色がつくまで焼きます。お好みでシナモンシュガーをつけていただきます。さつまいもは、食物繊維のほかビタミンCも多く含んでいます。通常は熱に弱いビタミンCですが主成分のでんぷんに守られ加熱しても壊れにくいことも嬉しい特徴ですね。また、皮の部分には抗酸化作用にすぐれた色素成分アントシアニンほかカルシウムも多く含まれていますので皮ごといただくのがオススメです。やめられない止まらない〜お子様のおやつにもどうぞ。
【シルクスイートのマッシュサラダ】
茹でたシルクスイートを潰して砕いたナッツ類とカッテージチーズマヨネーズ、ヨーグルト、塩、こしょうを混ぜてできあがり。しっとりと滑らかな舌触りと上品な甘さのシルクスイートにナッツの食感がプラスされ楽しくおしゃれな味わいです。クラッカーなどにのせてワインのお供にもどうぞ。
【シルクスイートの炊き込みおこわ】
お米ともち米を同量研いだあと炊飯器でしばらく水に浸しておき、シルクスイートは角切りにして水にさらしたあと炊飯器に入れ酒と塩を少々加えて炊きます。ホクホク系ではなくしっとり系のシルクスイートは、ご飯と一緒に食べても喉越しがよくとても好評でした。行楽のお弁当にもどうぞ♪
ご紹介しましたシルクスイートは熊本屋presented by くまもと食べる通信様HPより熊本県西原村復興への希望をシルクスイートにのせてお届けしています。※11月は収穫でお忙しく一旦販売をストップされますが、12月から来年7月まで販売予定です。皆様もぜひお手にとってみて下さいね。
神奈川県まつのベジフルサポーターアクティブ野菜ソムリエベジフルビューティーアドバイザー齊藤倫子でした。