皆さま、こんにちは。 神奈川県のまつのベジフルサポーター アクティブ野菜ソムリエ ベジフルビューティーアドバイザー 齊藤倫子です。 今日は、私のふるさと熊本にて 稀少柑橘・弓削瓢柑（ゆげひょうかん） 等の栽培と加工をしていらっしゃる 生産者さんのご紹介をします。 熊本市街地から車で約３０分 有明海を臨む温暖な気候で 柑橘類の栽培が盛んな熊本市西区河内町 お訪ねしたみかん夢工房なかがわさん の圃場もお天気の良い日は遠く島原の 普賢岳も見ることができるという 絶景の地にありました。  
ところで、皆さまは  弓削瓢柑という柑橘を ご存知でしょうか？  栽培者も少なく収穫期間も約一ヶ月と短いため         市場に出回ることは殆どないようです。 私が初めて出会ったのは、今年の５月。みかん夢工房なかがわさんから届いた箱を開けた瞬間 ユニークな出で立ちの果実と添えられた一枝の花の華やかな香りにとても感動しました。
 
弓削瓢柑は５月に花が咲き始め 一年間樹上で過ごし、寒い冬を乗り越え 翌年の４月から収穫されます。 お花と果実を同時期に楽しむことができるなんて素敵ですよね！ 
レモンがふくよかになったような形が憎めませんね〜見ているだけでも癒されます。果肉は淡い黄色で爽やかな香りさっぱりとした酸味と甘さが特徴です。 そのままいただくのが一番ですが サラダやスムージーにしても 美味しくいただくことができました。  

【弓削瓢柑とクレソンのサラダ】
 

【弓削瓢柑とキャベツのスムージー】

 ところで、弓削瓢柑の名前の由来は 不明だそうですが、そのルーツは台湾。大正末期に熊本県玉名郡（現玉名市）天水町の坂本氏が、台湾旅行の際に  台湾文旦の味に惚れ込み接ぎ木用の 枝を持ち帰ったのが始まりです。 河内町では約40年前に数軒の農家が導入しましたが、栽培適地が限られ機械で選果が出来ない形状のため広がらなかったそうです。 そんな稀少な柑橘の圃場をご案内してくださったのはみかん夢工房なかがわの中川喜久子さんなんと！同じ高校卒の先輩でした。
みかん農家の七代目のご主人中川一典さんとお二人で弓削瓢柑ほか河内晩柑、パール柑 デコポンなど7品種の柑橘類の低農薬・有機肥料中心の栽培を 旧暦を参考にして取り組まれて いるそうです。圃場を見学させていただくと弓削瓢柑は、実をつけた樹とそうでない樹がありました。中川さんによると、弓削瓢柑は、前年果実を多くつけた樹は花が咲かず翌年は実をつけないそうです。 その樹によっても性格がありますね、と お話しされる中川さんの優しい眼差しがとても印象的でした。可愛い弓削瓢柑の赤ちゃんにも初対面！どうかスクスクと育ちますように
 
みかん夢工房なかがわさんでは弓削瓢柑をはじめとした柑橘類の 加工品も販売されています。果汁100%ジュース（無加糖）２品種 キレイな色ですね〜  
アイスクリーム・シャーベット５品種 どれもとても美味しそう！ 
弓削瓢柑のアイス&シャーベットを試食させていただきました。5月に初めて弓削瓢柑を口にした時の感動が甦る爽やかなお味でした！

弓削瓢柑の乾燥果実 砂糖不使用でサクサクと軽い食感です。 爽やかな風味がお料理やデザートに 広く使えそうですね。
 
 加工品のパッケージデザインは 息子さんのご友人で沖縄在住の デザイナーの方が描かれたそうです。 現在、東京にいらっしゃる息子さんは 来年から柑橘栽培に挑戦されるため熊本に戻られるとお聞きしました。 そんなお話しをされる時の中川さんもまたとても素敵な笑顔で 私も嬉しくなりました。お土産にいただいた乾燥果実は 我家では、こんな風に。

【水切りヨーグルトのドライ弓削瓢柑のせ】

プレーンヨーグルトを水切りして ハチミツをかけ乾燥果実をトッピング。 とても美味しくいただいています。柑橘類のシーズンは秋〜春。みかん夢工房なかがわさんでは10月初旬から極早生みかんの出荷が始まります。暑い夏は、ジュースやアイスやドライ等の加工品で、柑橘の爽やかな風味を皆様も是非味わってみてくださいね。みかん夢工房なかがわさんの柑橘類は山形県屈指の自然派レストラン アル・ケッチャーノの奥田政行シェフがフードプロデュースしている東京ソラマチ最上階にあるイタリアンレストラン「ラ・ソラシド」でも使用されているそうですよ。
 お取り寄せやお問い合わせなどは、みかん夢工房なかがわ
熊本市西区河内町河内2380 TEL&FAX:050-1053-7977 E-Mail: info@yumecobo.net  まで。

神奈川県のまつのベジフルサポーター、アクティブ野菜ソムリエ、ベジフルビューティーアドバイザー 齊藤倫子でした