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皆様、こんにちは。
愛媛県のまつのべジフルサポーター、シニア野菜ソムリエ、フードトレンドクリエーターのやのくにこです
(生産者・脇純樹さんの茶畑)「夏も近づく八十八夜野にも山にも若葉が茂る」そんな歌を口ずさみたくなるような新緑が綺麗な季節ですね
(レストランやカフェを備えた 施設「霧の森」敷地内の清流)毎月、愛媛新聞の「そうだったのか!えひめ食の探検」で連載をさせて頂いており、5月14日の記事は「新茶」でした記事に書き切れなった裏話や写真をここでお伝えしようと思います。
(霧の森に併設された茶の歴史の展示施設)愛媛県四国中央市新宮町は、四国の茶の一大産地です。山茶の自生する山に着目し収益の上がるやぶきた茶の栽培を広めたのは、今回取材させて頂いた脇純樹さんの曽祖父である脇久五郎さん。昭和29年にすでに地域活性化のために尽力されていました。
(地域活性化の拠点として作った霧の森)お父様の斗志也さんはネット通販でも大人気の「霧の森大福」の開発チームの一員でもあります。今でも売り切れるヒット商品を作りお茶で地域活性化の為の活動を続けています。霧の森には温泉施設や渓流、お茶の加工品の売店やお茶の歴史館、レストランとカフェがあり1日のんびり過ごせる場所です。今年は5月2日が八十八夜でしたが、脇製茶場では4月27日~5月1日まで手摘みで新茶の収穫をしました。香りよく美味しい新茶ができたと聞き、早速飲ませて頂きました。
(4代目 脇純樹さん)今年27歳になった4代目の脇純樹さんに、「お茶の飲み比べをしてみませんか?」と誘っていただき、2階の売店へお邪魔しました。
(美味しいお茶に出会える売店)「お茶?」と思うほどに衝撃を受けて、「色が薄いのに香りが芳醇で、とろりとした飲み口で甘いのはなぜ?」と、聞くと「お湯の温度を60℃にして入れるとお茶に含まれるアミノ酸が溶けだし甘みと旨みがでるんです。お茶にはペクチンが含まれているのでとろみもありますね」「ええ!知らなかった!お茶の世界」と、私のお茶の味の概念が変わった衝撃的な出会いでした。
玉露だけが60℃で入れるものと思っていたのですが、低温で入れるとお茶の苦みが出ないと言うことは知りませんでした。急須を振って濃い色を出そうと、ついしてしまうのですが、それは茶葉の雑味がでてしまうのだそうです。お茶は茎に甘みがあり葉に苦みがあるので、揉んで茎の甘みを葉に移すのだそうです。茶葉が開く前に茶を注ぎ終えると苦みが少ないお茶が入るのです。お茶を沢山飲んだら何だか心が穏やかになってきましたストレス解消効果もあるようで、最近は生活習慣病予防に効果が期待できるとメディアでも発表されていました。私が試飲したのは100g2,500円の脇製茶場の「わき愛々」です。和食に合う煎茶ですが、食前食後だけでなく嗜好品として、お茶を味わう時間を持ちたいと思わせてくれる味でした。ネットからも購入できます。地域活性化の為、先代の遺志を継ぎお茶と共に生きる脇さん一家の熱い思いも垣間見ることができました新茶を使って、冷たいスイーツを作ってみました。お茶の香りが残ります。清々しいお茶の寒天ゼリーです。
材料:5人分
茶葉大さじ山盛り2 砂糖大さじ1
寒天パウダー2g 餡子150g ミント適量
白玉団子(白玉粉150g 水140g)
作り方:
①沸騰した湯500ccを60℃に冷まして茶葉を入れ蓋をして1分蒸す。茶葉を優しく濾して砂糖を加え溶かす。
②水100ccに寒天パウダーを加え沸騰させ煮溶かす。①に加え混ぜて、容器に入れて粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
③白玉粉に分量の水を入れ耳たぶくらいの固さになったら、一口大に丸めて真ん中を押してくぼませ沸騰した湯で2分茹で、浮いてきたら冷水に取っておく。
④固まったお茶寒天に餡子と白玉を載せミントを飾って完成。
*初夏の冷たいデザートに最適です。
*お茶寒天で水分補給にもなります。
*お茶の香りと白玉餡子の相性が良く絶品です。
愛媛県のまつのべジフルサポーター、シニア野菜ソムリエ、フードトレンドクリエーターのやのくにこでした。