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京都府まつのベジフルサポーター、野菜ソムリエ上級プロの中本絵里です。
今回、京都府の北部に位置する綾部市で野菜作りをする京都野菜耕房 藤田正さんの畑を野菜ソムリエの仲間とともに訪ねました。京都府綾部市は、田園風景が広がる美しい町です。この豊かな自然に育まれた藤田さんのこだわり野菜は、京都市内の八百屋【みどりなす】でも人気の野菜です。
実は農園主の藤田さんは、元全農京都副本部長として活躍され、長年京野菜の生産振興やブランド化に尽力されました。現在は、農業塾での農業指導だけでなく、平成24年に京都府より「きょうと食いく先生」として任命され、専門家として子どもたちに食についての支援を続けて活躍されています。藤田さんは、平成25年から綾部市の生家の畑45アールで年間200種類以上を栽培されています。今後はさらに15アール拡大されるとのことで目が離せません。
多品種栽培の畑は、まるで野菜のテーマパーク。野菜の様々な色や形の野菜を楽しむことができます。見たこともない野菜を目の前に野菜ソムリエとしても驚きの連続です。藤田さんの畑には、一歩足を踏み入れた瞬間から、ワクワクが始まるように作付けを計画し畑を作られています。
こんにゃくが来園者を迎えてくれ、果菜類ゾーンへ。
野菜の楽しさを五感で体験できる農園です。藤田さんは、知らない野菜の種を見つけると作り方が知りたくなるそう。園主自身が、ワクワクしながら作る農園だからこそ、楽しさがあふれているのでしょう。今年度も、野菜の収穫体験ツアーが実施されました。参加者の方々のうれしそうなお顔が目に浮かびます。
果菜類ゾーンでは、様々な種類が栽培され、まるで自分が野菜図鑑の中にいるような不思議な感覚に。
収穫させていただいた茄子を並べるだけで楽しく笑顔になります。
瓜のゾーンでは、きゅうりやゴーヤに冬瓜。栽培方法の楽しさも味わえます。
冬瓜のトンネルを抜けるとマイクロきゅうり。大きさの差にテンションも上がります。飽きないように考えられた作付けです。
こちらのキワノ、未熟で食べても食感が良くて爽やかなあじわい。食べ方まで学べます。五感で学ぶ食育ですね。
爽やかなきゅうりのようで、予想以上に美味しいので本当に驚きです。
カボチャゾーンにはズッキーニや色々な種類のかぼちゃがずらり。
藤田さんの畑は、野菜を収穫するだけでなく学びの場。見せる、伝える畑。これからの冬野菜の栽培が楽しみです。綾部市は、舞鶴若狭自動車道と京都縦貫自動車道が交わる地域です。2015年には、京都縦貫自動車道が全線開通し京都市内からのアクセスも飛躍的によくなりました。旅行にいらしたら足をのばして、綾部を訪ねてみてはいかがでしょうか。
京都府まつのベジフルサポーター、野菜ソムリエ上級プロの中本絵里でした。