まつのベジタブルガーデン

青森県果肉まで真っ赤なりんご「栄紅」って?

野菜・果物品目レポート

青森県のまつのベジフルサポーター、ジュニア野菜ソムリエ、ベジフルビューティーアドバイザーの欠畑睦子です。 

生産量日本一の青森のりんご(参考:平成27年度農林水産省HPより)は、これからがピークを迎えますが、毎年何かしら新しい品種が登場するのがとても楽しみです! 

今回紹介するのは青森県は五所川原市特産で、今年3月に品種登録されたばかりの果肉まで赤い「栄紅(えいこう)」 という品種です。 

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五所川原市農業センターを訪ね、農林水産課農業振興係の方にご案内いただきました。
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「栄紅」は青森県五所川原市特産の果肉まで赤いりんごの品種「御所川原」に継ぐりんごとして「王林」をかけ合わせ生まれた品種。慣行栽培で収穫は10月下旬~11月。「御所川原」は酸味が強いため主に赤いジュースや赤いジャムといったほとんどが加工品用でした。
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物産館では赤い果肉の ジュースやジャムはもちろん ワインや麺などにも使われ販売されていました。 
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今回紹介する「栄紅」は果肉が赤いという特徴を受け継ぎつつ糖度は 「ふじ」と同程度で14度と高く甘いため生でも食べられるというのです。大きさは手のひらサイズで200g前後と小ぶりです。 
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早速、中を見せていただきました。 
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想像していたより、中まで赤くとても美しいです。  蜜は見当たらないと言われていましたが、びっしり入っており驚きました!少しキメは荒いですが、身は固くジューシーで甘くさっぱりとし、とても美味しいです。皮のあたりはポリフェノール特有の渋みも感じますが、抗酸化作用をもつりんごポリフェノールはなんとふじの8倍だそうです!通常見られる褐変もありません。「1日1個の りんご は医者を遠ざける」と言われるほどですから、「栄紅」はスーパーフードとして期待されるのではないでしょうか。 

ずっと「ふじ」のように美味しく丸かじりしやすい小さいりんごができたらいいのにな~ と思っていたので、とても嬉しいです。 

いつでも、どこでも、丸かじりできる小さなりんごは食育にも一役買ってくれそうですね! その色を生かしてガレットを作りました。 
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冷凍のパイ生地に卵黄を塗り輪切りにした「栄紅」をのせグラニュー糖をほんの少し振りかけ200度のオーブンで10分焼きます。見事な色に焼き上がりました! 生ジュースを市販の「御所川原」と比べてみると赤いのが よくわかりますね! 
左「栄紅」 右「御所川原」 
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絞った生ジュースに ゼラチンを煮溶かし冷やしたら紅葉ゼリーのできあがり。 
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この大きさ・味・赤い色素はどれをとっても 需要が高まる期待のりんごです。 

さらに「御所川原」と「金貨」が 交配された「レッドキュー」も育成されています。 
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この原木から始まった「栄紅」(1995年) 
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「栄紅」が五所川原市のブランドとしてお目見えするのは2年後の2018年。 今後は、海外輸出も視野に入れて栽培される予定です。                       
       

青森県のまつのベジフルサポーター、ジュニア野菜ソムリエ、ベジフルビューティーアドバイザーの欠畑睦子でした。

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