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熊本県まつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの佐藤真美です。
みなさま、よ〜く見て下さい。アクセサリーのように飾られているこの正体は…?
そう、トマトです!宝石のように見えることから「宝石とまと」というブランド名が付けられています。今回は、その「宝石とまと」を生産されているミヤザキファームに訪問しました。
私がこの「宝石とまと」に出会ったのは2年程前。様々な品種のトマトが一つのパックに入っており、本当に宝石のように見え、感動したのを覚えています。「宮崎さんにいつかお会いしたいな…」と思ってはいましたが、まさか生産されている場へ訪問し、「宝石とまと」のお話を宮崎修太さんから直接聞く事ができるなんて、本当に嬉しくて改めて感動しました!
熊本県八代郡氷川町。熊本県のほぼ中央に位置している自然豊かな町にミヤザキファームはあります。「今年は13種類のトマトを栽培していますよ。」13種類!?
実は今年の夏に私も7種類ほどのトマトを栽培したのですが、多品種で栽培をするって本当に大変なんです。品種が変われば、肥料や灌水(水やり)の割合も変わりますし、成長も収穫期も違います。そして今は冬。加温も必要です。「手間はかかりますが、始めてもう約7年になります。最初は2種類から始めて今に至っています。」と宮崎さん。13種類の品種をご案内して下さいました。
メインで作られているのは、赤いミニトマト「小鈴(こすず)」。甘味が強くフルーツ感覚で食べられます。ミヤザキファームの一番人気で、完熟で収穫されるそうです。
こちらは赤くて細長いミニトマト「アイコ」。こちらも甘味が強い品種ですが、果皮が厚く、中のゼリーが少ないので歯ごたえも十分楽しめます。
黄色いミニトマト「イエローアイコ」。甘味がさっぱりしているので、どんな調味料にも合います。お料理の彩りには欠かせませんね。
ポップなカラーの「オレンジキャロル」。βカロテンが豊富で、特に甘味も強く、見ても食べても元気になるミニトマトです。
「トスカーナバイオレッド」。ブラウン系にも見えますが、赤紫のような色で、トマトというよりフルーツの一種のようにも見えました。甘味は控えめですが、サラダに入れるだけでおしゃれな一品になりそうです。
「みどりちゃん」。完熟しても緑色のままなので、私は触って柔らかさを確認してから収穫していましたが、宮崎さんはパッと見て完熟かがわかるそう。さすがです!見た目と違って意外と甘いトマトです。
こちらも緑色のトマト「サングリーン」。先ほどの「みどりちゃん」と比べて実が大きいので、マスカットのようにも見えます。さわやかな酸味で、さっぱりとした味わいです。
驚いたのがピンク色をした「ピンキー」。名前もかわいいのですが、果皮にオイルを塗ったようにツヤツヤと輝いているのが印象的でした。甘味も十分あり、人間でいうと女子高生みたいな若々しいイメージです。
「桃太郎ゴールド」。こちらは大玉のトマト。黄金色の桃太郎はさっぱりとした甘さ。黄色トマトは体に吸収されやすいシス型リコピンが豊富に含まれています。
「セレブスイート」。まるで塩トマトのような味わい。収穫量が少ないため、希少価値のあるトマト。真っ赤に熟れたセレブスイート、ぜひ食べて頂きたいトマトです。
直径わずか1cmの極小トマト「マイクロトマト(赤)」。この小さい粒に、甘味と旨みがギュッと詰まっています。とてもかわいいですね!
「マイクロトマト(黄)」。こちらも濃厚な甘さ。お料理が一段と華やかになりそうです。
以上13種類!見てるだけでも楽しくなりますね。
なぜ多品種のトマトを作ろうと思われたのでしょう?「東京にあるトマト専門店へ行ったときのことでした。カラフルなトマトに一瞬にして惹かれたのです。そのお店は、バイヤーがトマトを集めて販売しているということでした。その時に、自分だったら生産して販売ができるのではないかと思ったのがきっかけです。」と宮崎さん。「宝石とまと」は色が5種類だということ、形がマイクロ、ミニ、中型、大型、プラム型に展開していること、というのが定義で、毎年少しずつ内容も変化させています。
今回、私が宮崎さんのここが素晴らしい!と思ったのはブランディングです。13種類のトマトの中には、私も栽培したことのあるトマトがいくつか入っています。トマトの品種がすべて特別なものではないのです。それをいかに、価値あるものにしているのかがすごいのです。「もちろん味にもこだわっていますが、トマトを魅せる事にも力を入れています。」アイデアが本当に素晴らしいですね。
【ウエディングケーキ&宝石とまと】
クリスマス限定バージョンも大人気。(限定パッケージのお取り扱いは終了しました)
「宝石とまとのグッズもありますよ〜!農家がグッズまで作るの、おもしろいでしょ!?」と、本当に楽しそうに話されているのが印象的でしたが、どんなグッズがあるのかと思ったら…
【ステッカー】
【Tシャツ】
次は何を作ろうかな〜という話しで盛り上がりました!
「宝石とまとは、食卓を、暮らしを、鮮やかに、がテーマです。トマトの魅せる可能性を最大限に引き出し、農業の魅力や楽しさを伝え、氷川町の特産品として地域を盛り上げたいと思っています。」農業コンクールなどの大会で数々の賞を取られている宮崎さん。お話を聞いていると、常にアンテナを張ってトマトのために行動されており、その愛情がトマトに乗っかっているからこそ、トマトが宝石のように輝き、数々の賞に結びつき、店頭に並ぶ「宝石とまと」を見て感動する人がいるのだと思いました。人の心をも輝かせる「宝石とまと」、今後の展開が楽しみです。
熊本県まつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの佐藤真美でした。