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千葉県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロ、アンチエイジングフードマイスターの栗原美由紀です。
今回は菜の花を使ったお料理の楽しみ方。生産者・森茂さんの奥様の絹枝さんに教わった菜の花のおすすめ料理や時短レシピをご紹介します。
まずは千葉県の郷土料理「太巻き祭り寿司」。
ハレの日に登場する太巻き祭り寿司。森農園の菜の花がたっぷり使われていて、色鮮やかな緑色がアクセントになっています。
黄色、ピンク、緑の綺麗な色合いが食欲をそそります。
こちらは絹枝さんおすすめの時短料理。菜の花の塩コショウ炒め。
フライパンに水を張って菜の花を蒸し焼きにします。塩コショウで味付けして炒め煮に。ピーナッツ和えや辛し和えもいいですが、塩コショウもシンプルながら、さっぱりとしてくせになります。シャキシャキした食感がたまらなく美味しかったです。ご飯が進みます。
こちらは脇芽の柔らかい部分のお浸し。
蕾の赤ちゃんは茎も花芽もとても柔らかいです。綺麗な黄緑色を見ただけで柔らかさが伝わってきます。かつお節をかけてお醤油でいただきました。ゆで時間は短めに。
この他に菜の花のお味噌汁もありました。緑が綺麗なお味噌汁は、軽く茹でた菜の花をお味噌汁に加えるだけ。
菜の花は茹でると甘さや香りが出て、シンプルな和え物などにぴったり。でも、ちょうどよい茹で加減にするのが意外と難しく、油断すると茹ですぎて柔らかくなりすぎてしまうことも。食べやすい大きさに切って、茎と蕾の部分に分けて、時間差で茹でるとちょうどよい柔らかさになります。
それから、菜の花に多く含まれるベータカロテンは油との相性が良いので、油炒めなどもおすすめ。油と一緒に調理すると効率よく摂取できます。そこで、油を使った料理。「菜の花とトマトのアヒージョ」はいかがでしょう。
スキレットや小鍋にオリーブオイルとニンニクを入れ、ニンニクの香りが出てきたら、トマトや菜の花、お好きな野菜、魚介類、肉を入れて煮込みます。塩コショウで味を調えたらできあがり。ちょっと大人の味の「菜の花のポタージュ」を添えて。菜の花のポタージュは、クリーミィな優しさの中に、ほんの少しほろ苦さが感じられます。
野菜のケーキの中にもたっぷりと菜の花を入れて。
「菜の花のケークサレ」春を感じる菜の花をトッピングしたケークサレを朝食に…一日元気に過ごせそうな予感。
材料(パウンドケーキ型一台分)
<具材>菜の花 一束
ミニトマト 20個
玉ねぎ 1/4個
ベーコン 2枚
オリーブオイル 小さじ1
<生地>ホットケーキミックス 150g
牛乳 30g
卵 2個
バター30g
粉チーズ 大さじ2
作り方
⑴菜の花は固めに塩ゆでする。ミニトマトは半分に、玉ねぎとベーコンは1cm角に切る。
⑵あたためたフライパンにオリーブオイルを入れ、玉ねぎ、ベーコンを炒め、冷ましておく。
⑶ボウルで生地の材料を混ぜる。少し冷めた⑵を加えて更にまぜる。
⑷オーブンペーパーを敷いた型に⑶の生地を半分流し入れ、その上に菜の花、ミニトマトを並べる。
⑸残りの生地を流し入れ、トッピングに菜の花、ミニトマトを並べ、180℃のオーブンで30~40分焼けば完成。
ホットケーキミックスで簡単に作れるので、お好きな野菜を使って、朝食やおやつにどうぞ。
菜の花は収穫してから時間が経つと、花蕾や葉がしおれて元気がなくなることがあります。そんな時は、ボウルに水を張って、たっぷりと水を吸わせましょう。数時間後にはピンとして元気な菜の花に元通り。
春を一番に教えてくれる菜の花。この時期だけの限定品です。店頭で見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。
千葉県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロ、アンチエイジングフードマイスターの栗原美由紀でした。