まつのベジタブルガーデン

佐賀県世界に一つだけのイチゴ~白い宝石・美白の果実~

まつのベジフルサポーターレポート

みなさま、こんにちは。
佐賀県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ・ 食育マイスター
前田成慧(なりえ)です

イチゴの美味しい季節がやってきましたね。平成27年度の農林統計によると佐賀県はイチゴの収穫量が全国8位で、「さがほのか」という品種が有名です。今回、佐賀県唐津市で 「さがほのか」「白いちご」を生産する手島農園様を訪ねました。

手島農園様は「さがほのか」をはじめ10品種ほどのイチゴを育てています。特に力を入れているのが【白い宝石】です!!独自で育成品種されブランド化した世界で一つだけのイチゴを販売しています!!
 

真っ白で大きい!なんて美しいのでしょう~!
   

これは50gほどありましたが、 大きいものであれば80gを超え 100gにもなるのだとか・・・
  

中も真っ白!感動的な白さ!本当に…「白い宝石」のよう!!左は「さがほのか」です。

もう一つの「白いちご」も拝見。
  

こちらは「美白の果実」という商標で販売中です。
  

こちらも独自で育成品種されたオリジナルのイチゴです。ほんのりとピンクの色が可愛い!「白いちご」は果肉が柔らかく甘さはほんのりと優しく、酸味が少ないので上品な味わいです。

手島農園様は「白いちご」を使った加工品も開発・販売されています。
  

紅白2種類の「飲むっ酢」です。いちご酢は牛乳と割ったり、お肉にかけると美味とのこと。かけてお肉を食べてみたいですね。
  

こちらは…なんと! イチゴ含有率60%の3種のジェラートです。牛乳を使用していないので、素材の味をダイレクトに楽しめます。濃厚なイチゴの風味がギュッと詰まっていました。どれも美味!!※ジェラートなので柔らかく溶かしてから味わってほしいとのこと

ハウスも見学させていただきました。
  

高設水耕栽培のハウスは、2段活用のイチゴの棚にイチゴを保護するマット付!ハウスは98mも奥行があるそうです。全体で39アールほどの広さのハウスを3名で頑張っていらっしゃると聞いてビックリしました。

そして何より心に残ったのは…「白いイチゴは赤いイチゴよりも、手間ひまが10倍以上はかかる!」と…農園主の手島靖仁さん。
  

赤いイチゴが100採れるところ白いイチゴは60~70も採れない。赤い品種よりキズが目立つし、鮮度で色も黄色や黒っぽく見えやすく、味の個体差があり、リスクを考えると「白いちご」は難しい作物だそう‥‥。
  

美味しいと感じるのは人それぞれ。もの珍しさだけで売れる間は良いかもしれないが…。もっと美味しい「白いちご」を食べてもらいたい!!そんな思いで育てていらっしゃる手島さんの姿勢に感動しました。
  

光がほんのり当たるイチゴ棚を見ながら、 手島さんの愛情込めたイチゴがその想いとともに!消費者の方に届くといいな。と感じました。
  
 【食育メモ】
イチゴをよく見てみると、表面につぶつぶがついています。でもこれは種ではなく、小さな実なんです。粒の先に雌しべのなごりがあり、小さな粒を切ると中に種子があります。いつも食べている部分は実ではなく、小さな雌しべがあった土台が大きくなった「実床(かしょう)」と呼ばれる部分を食べているのです。
  

カットしてみると、中心から白いスジがのびているのがわかりますか?これは「維管束」といって水分や栄養分を運ぶ道。いちごだけが持つ美しさ‥アートに感じるのは私だけでしょうか…
  
写真は「美白の果実」

佐賀県唐津市産の「白い宝石」「美白の果実」こだわりの白いちご商品はHPからお取り寄せが可能です。
白いちご 手島農園

生産者の手島さんより…
「イチゴはヘタのある後ろから食べるほうが良いといわれますが、白いちご
 は頭から食べたほうが風味も香りも美味しく味わえる」
とのことです。
白いちごを食べる際はぜひお試しを!

佐賀県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ・食育マイスター
前田成慧でした。

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