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野菜ソムリエ×ベジフルビューティーアドバイザーの
突然ですが、大阪府南河内でワインが造られてるってご存知でしたか?
しかも「ジベレリン処理もしていない」
自然栽培で育ったデラウェア
のワインということで、ワタシの興味
がグイッ!と引き付けられました!
原料となるデラウェアを作るのは、生産者のラコリーヌさんです。
「ジベレリン処理」とは、ブドウの粒を大きくしたり、
種ナシにするためのホルモン剤を使って処理すること。
「種なしブドウ」には、必ずジベレリン処理が行われています。
よく売られているデラウェアはほぼ種なしだと思います。
でもラコリーヌさんのデラウェアは自然栽培であり、ジベレリン処理も
されていません。
さて、実と種の大きさを比較すると…?
種、大きいですよね。
種ナシが栽培されるのがわかる大きさではありますが、
慣れればそんなに気になりません。
ラコリーヌさんは、「奇跡のリンゴ」で有名な木村秋則さんの
「木村式自然栽培」を学びこのデラウェアを作られています。
自然栽培なので、こんなに草がワサワサと生えてます。
土をキレイにするためにハト麦を植えたりして、いい土に変わってくると、
生えてくる草もどんどん変わってきます。
こちらのブドウ園は、慣行栽培をされていた方から2013年に引き継いで、
「木村式自然栽培」に切り替えたそうですよ。
切ることで木は半年若返るので、木を切ったり、枝を張らすのをやめたりと
いろいろと試しながら栽培しています。
8月中旬の実が付き始めの頃は赤くても酸味があったり、9月上旬の
後半の実に関しては色づいてなくても甘いものがあり、おもしろい。
今年は天候の影響もあり、色づきがまばらだそうです。
このように色づきはまばらですが、本当に緑の実でも甘かったのです!
お味は種があるせいか野性的で、実の張りがプリっと力強い気がします。
基本は生食で販売のこのデラウェア。
ワインにするものも残ったものを使うのではなく、ワイン用に実を
収穫します。
このデラウェアで作った白ワインは、さわやかでフルーティーな酸味が
特徴だそう。
今年からは別のワイナリーに委託して糖や酸や酸化防止剤など、何も加えずに
ワインを作ってもらうそうです!
「何も入れない」というのは失敗のリスクもあったりするそうですが、
今回作って下さる島之内フジマル醸造所さんは、若手の農家さんを応援して、
チャレンジをして下さるそうです。
保存度を助けるため、しっかり熟度と糖度が上がってから収穫。
フィルターも使わずに作るそうで、少し食物繊維などが残る
にごりワインのようになるかも?とまだ見ぬ姿にワクワクされてました。
11月頃に完成するそうですが、もうすでに予約が入っているこちらのワイン!
ワタシも予約しておきたいと思います。
ですが、ラコリーヌさんのこの園は、今年で最後。地主さんのご都合により、
ガレージになってしまうそう…。とてももったいなく、悲しいですが、
この近くの場所でまた自然栽培のブドウ農園をされるそうです。
広さも大きくなるようなので、またそちらにもオジャマさせて
もらいたいと思います。
大阪で自然栽培をしているデラウェアやそのワインをもっと知ってもらえたら
嬉しいです。
special thanx
自然栽培ぶどう園 ラコリーヌ
大阪府のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ×
ベジフルビューティーアドバイザー
宮﨑ノゾミでした!