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皆様、こんにちは!
沖縄県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロ沖縄野菜プロジェクト協同組合理事の堀基子です。
亜熱帯の太陽が照り付ける夏の沖縄で、今、旬を迎えているのがパイナップル。8月1日は、沖縄県と農林水産省が「パインの日」と定めています。沖縄県の中でも、名産地といえば、東村、名護市、今帰仁村、国頭村など「やんばる」と呼ばれる沖縄本島北部と石垣島や西表島など八重山諸島です。
先日、訪れた東村の畑は、水はけの良い傾斜地で、酸性の赤土が栽培に適しており、収穫を待つパイナップルがすくすくと育っていました。
沖縄県では現在、様々な品種が生産されています。では、その一部をご紹介しましょう。
主力品種はハワイ種とも呼ばれるスムースカイエン種のN10-67。酸味と甘みのバランスが良く、生食にはもちろん加工用にも。
スナックパインの名でも知られるボゴールパインは、手でちぎって食べられる手軽さが人気です。酸味が少なく、甘みが強く、芯まで食べられます。
桃のような甘い香りからピーチパインとも呼ばれている果肉の柔らかなソフトタッチは、小ぶりながらジューシーで、酸味が少なく、甘みが強く、果肉が白っぽいのが特徴です。
近年、注目のゴールドバレルは、まだまだ生産量が少ない、いわば幻のパイナップル。果肉が柔らかで、筋っぽさがなく、酸味が控えめで、甘みが強く、糖度が20度に達するものも。大玉に育った極上品は、1玉で数千円という高級ギフトに。
パイナップルの選ぶ際は、収穫後は追熟しないため、底の匂いを嗅いでみて、甘い香りがするものを。実の上部が緑色でも、下から3~8部ほどが黄色くなれば食べ頃です。
パイナップルは、100gあたり51kcalと意外に低カロリーで、ビタミンCや食物繊維も豊富。たんぱく質分解酵素であるブロメラインを含むため、肉の下ごしらえの際、パイナップルの皮を肉にかぶせたり、芯を刻んで肉にからませておくと、肉料理が柔らかく仕上がります。
パインは糖分が下にたまるので、葉を下にして立てておくと全体に甘みが均一になりますが、下半分を贅沢に生で味わい、上半分をサラダやソースなど料理に使うというのもオススメです。
沖縄県産パイナップルを見かけたら、あるいは沖縄へご旅行の折には、ぜひ南国ならではのパイナップルを思いきり味わってみてくださいね。
沖縄県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエプロ
沖縄野菜プロジェクト協同組合理事の堀基子でした。