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こんにちは!
沖縄県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエプロ
沖縄野菜プロジェクト協同組合理事の堀基子です。
この果物、何かご存じですか?すだち?かぼす?いえいえ、これは沖縄在来のシークヮーサーなんです。
主な産地は沖縄本島北部の大宜味村、名護市、本部町など。先日、国立公園に指定され、ニュースなどで紹介された「やんばる」と呼ばれる地域でも盛んに栽培されています。シークヮーサーが好む酸性土壌の水はけのよい山肌の傾斜地で、しっかりと根を張り、実をつけます。
収穫期は7月下旬から約半年間。7月下旬から10月中旬は酸味の強い青切り、10月中旬から12月下旬はジュースなどの加工用、12月下旬から1月下旬は完熟した生食用として出荷されます。
1個20グラムほどの小さな実に、抗酸化力にすぐれたビタミンC、疲労回復に欠かせないクエン酸ほか、特に緑色の果皮には、血糖値の上昇を抑える働きで一躍注目を集めた、ポリフェノールの一種ノビレチンが豊富に含まれています。
とてもヘルシーなシークヮーサーですが種が多いのが悩みのタネ。いちいち茶こしを使うのも面倒。そこでご紹介したいのが、産地で教えていただいた「大宜味しぼり」という技です。
大宜味しぼりの手順
1.まずはシークヮーサーを指でもみ、果肉をほぐします。
2.下の方に爪楊枝を刺し、グリグリと果肉をかき混ぜ、さらに果肉をほぐします。
3.そして爪楊枝を刺したままギューッとしぼれば、種は出さずに、果汁だけをしぼることができます!
それでも面倒という方には、待ちに待った期待の新星、種なし「シードレスター」も登場!切り口の美しさからも引っ張りだこの人気です。
青切りシークヮーサーは今が旬。フライドチキンなどの揚げ物、魚のソテーやムニエル、肉料理などにギュッとしぼれば、油っこさがスッキリします。
寒天を煮溶かし、火を止め、果汁をしぼって加えれば、それはフレッシュなデザートに。
シークヮーサーとミントの葉をミネラルウォーターに入れて、冷蔵庫でキリリと冷やせば、爽やかなデトックスウォーターに。
ひと頃、流行したコロナビール&ライムのように、ビールにしぼっても相性バツグンです。
ロック、水割り、ソーダ割り。もちろん泡盛には必需品です。
沖縄生まれのシークヮーサー、ぜひ召し上がってみてくださいませね。
沖縄県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエプロの堀基子でした。