こんにちは。山梨県のまつのベジフルサポーター、ジュニア野菜ソムリエ、フリーエディター&ライターの藤原恵里です。
今回は長野県川上村でレタス出荷の最盛期を迎えつつあるまつの自社農場の様子をお伝え致します!
霧が立ち上る高原のレタス。順調に生育しています。
今年は昨年にましてよりよい品質のレタスをお届けできるよう、新たに灌水装置を設置し、定期的に水やりを行っています。
川上村の豊かな自然が育むレタスは、葉の隅々まで生命力がみなぎり、シャキッと美味しそう!
大きく育ったレタスを手に生産者の古原和哉さんも思わず笑みがこぼれます。
ところで、収穫したばかりのレタスは、切り口から「乳液」と呼ばれる白い液体が出ています。
この液体、とても苦いと噂に聞いていましたが本当かな?…と思い、ペロッと舐めてみたところ…うひゃ〜!と思わず顔をしかめていました(苦笑)この乳液、強い苦味が感じられますが、この切り口の白さはまさに新鮮な証拠ですね!
今年は5月の遅霜により、育たなくなってしまった苗がいくつかあったり、このように収穫間近で鹿に食べられてしまったレタスもありました。
川上村でも野性の鹿による農作物の被害は年々増加しています。野生の獣たちとの共存も現代の日本の農業の大きな課題の一つですね。
ところで、昨年は雹害によって大きな被害を受けた古原さん。自然が相手の農業、大変な思いをされることも多いのに、それでも農業を続けていらっしゃるその理由とは…?
「今年も私たちのレタスを待ってくれている人たちがいる。品質の良いレタスを責任を持って届けなければならない」
お客様に対する責任感と使命感が古原さんを突き動かしていることを感じた一言でした。
今年も10月中旬まで川上村の生産者さんたちは、一日たりとも休む間もなくレタスの栽培と出荷に追われる日々が続きます。この素晴らしいレタスが今年もたくさんのお客様のもとに無事に届きますように…そう願わざるを得ませんでした。