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熊本県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの佐藤真美です。
引き続き、松野社長と福岡県朝倉市を訪問し、「博多万能ねぎ」を視察して参りました。
みなさん知っていましたか?「万能ねぎ」と呼べるのは、「博多万能ねぎ」だけなんです!
「博多万能ねぎ」という名前は、品種名ではなく、福岡県で栽培される青ネギのブランド名です。発祥地は朝倉という、博多からは車で1時間位離れた地区です。東京で流通させるために、朝倉の名前ではなく、知名度の高い博多の名前が付けられました。また「博多万能ねぎ」は、空輸で関東へ運ばれます。JALのマークを付けることにより、高級イメージと空輸で新鮮というイメージが想像効果を発揮し、ヒット商品となったのです。
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最初に、JA筑前あさくらの東部選果場を訪れました。工場内は、ネギのいい香り!
生産者より、採れたての「博多万能ねぎ」がこの選果場に運ばれます。
機械で選果され、袋詰めされます。袋詰めされたネギは、箱に詰められます。
このときに注目したいのが、袋の色です。一見、同じように見えますが、袋の上部が金色と緑色の2種類があります。
金色は特級品で主に東京などに出荷され、B級、C級になると地元の店頭に並べられます。素人では、どこがどう違うのかわからない程。見た目や色、大きさなどで厳しく選別されるそうです。ブランド品だからこその拘りが細部にまで行き渡り、社長も驚かれていました。
1日約2,600ケースが出荷され、福岡を代表するブランドネギとして、東京を始め全国に流通されます。
次に、この「博多万能ねぎ」を生産されている、羽野初美さんの圃場を訪れました。「博多万能ねぎ」発祥の地、朝倉市の余名持(よなもち)という地区で生産されています。
ハウスに入ると、ネギの香り、そして青くピンと立ったネギが、一面に広がります。
「博多万能ねぎは、空輸をし始めて40年です。生産者も年々減少し、現在は108名のみ。このブランドを地域の方々と一緒に守り続けています」と羽野さん。
収穫したネギは、機械で根切りや皮むきをして洗浄します。「ゴォォォー!」という大きな機械音が鳴り響き、ヘッドホンを付けないと耳が痛くなるそう。しかし、この作業をすることで、ネギが日持ちするとのことでした。
洗浄されたネギは、一本一本丁寧に分けられて行くのですが…ここが一番時間と手間がかかるとのこと。すべてが機械ではない。ブランドを守るという手間。私たちがおいしく食べられるのは、生産者方の努力があってこそなのです。
さらに、私たちは「博多万能ねぎ」の料理まで頂きました!
【博多万能ねぎのサラダ】マヨネーズで味付けされているので辛味も少なく、お子様にもピッタリです。
【博多万能ねぎラー油】羽野さん特性!ご飯や麺類にのせて頂きます。
【博多万能ねぎのピザトースト】ネギとチーズの相性抜群!
【博多万能ねぎのネギみそ】一番オススメ!かしわおにぎりの上に、ネギみそをトッピング!ごはんが止まりません!どれも、とてもおいしく頂きました。
「博多万能ねぎ」、万能というだけあって、いろんな料理に使えますね。
お問い合わせ
筑前あさくら農業協同組合
http://www.asakura-fk-ja.or.jp
手間暇かけられ、さら、地域全体でこのブランドネギを守り抜くという生産者の思いがこもった「博多万能ねぎ」。その味と香りをみなさんもぜひ楽しんでみて下さい!
熊本県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの佐藤真美でした。