まつのベジタブルガーデン

長野県真っ赤なルバーブの収穫体験へ…【かぼちゃん農園】

まつのベジフルサポーターレポート

こんにちは。山梨のまつのベジフルサポーター&ジュニア野菜ソムリエの藤原恵里です。

私の住む北杜市と隣接する長野県富士見町は、赤いルバーブを特産品として栽培に力を入れています。

先日、【かぼちゃん農園】五味一典さんの畑で美しいルバーブに出会い、収穫をさせていただきました…
_DSC6499_2

ルバーブは、タデ科カラダイオウ属、 シベリア南部原産で冷涼な気候を好むことから、標高の高い八ヶ岳南麓はまさに栽培適地ですね。
_DSC6485_2
こちらの緑茎種のものが一般的ですが、長野県富士見町では平成18年に生産組合を設立し、遊休農地を活用しながら赤いルバーブの栽培に積極的に取り組んでいます。

【かぼちゃん農園】の五味さんは、早期退職後に農業に就きルバーブの栽培を始められたそうです。
_DSC6570
八ヶ岳を望む圃場を訪ねると、大きな葉をつけたルバーブがすくすくと育っていました。
_DSC6483
こうして見ると緑一色ですが、葉をかき分けてみると…
_DSC6512
真っ赤に色づいた茎を発見〜!!
_DSC6477_2
ルバーブはこの茎を食します。根元から葉の付け根まで、鮮やかな紅色がとっても綺麗!

ちなみに、これがルバーブの花。
_DSC6526_2
本来なら5月頃に咲くのですが、このところの気温の激しい変動で季節を勘違いしちゃったのでしょうか?いくつか花が咲いていましたよ。

さて、いよいよルバーブの収穫です。
_DSC6493_2
_DSC6495
できるだけ茎が太くて長いもの、葉が大きいものを選ぶと良いそう。早速私もやってみましたよ。
_DSC6552
茎を少し下に引っ張るだけで、簡単に収穫できました〜!それから、このように葉を取ればOK。
_DSC6556_2
葉は食べることができないため、利用できるのはこの茎だけ。葉はもったいないけれど捨ててしまいます。

収穫作業はとても楽しくて、つい夢中になってしまい、3kgも収穫してしまいました〜
_DSC6568
ちなみに、こちらが収穫後の畑。
_DSC6532
_DSC6534
茎を取ってもまた新芽が出てくるので、5〜10月の収穫期には3〜4回収穫が可能。ちなみに、春先のものは酸味が強く、今の時期のものは赤みが濃くて酸味もマイルドになるそうです。

でも、希少な赤茎種は茎がとても細く、緑茎種に比べると収量が少ないのが難点…そこで、五味さんは

赤茎種と緑茎種を交配して、新品種の育成にも挑戦されています。
_DSC6537_2
育成中の新品種、太くしっかりしている茎はほんのり赤みがかっています。五味さんオリジナルの新しい品種が誕生するといいですね。

それから、こちらは五味さんが開発された赤ルバーブジュース
_DSC6579
水で希釈して飲んでみると、レモンのような酸味とほどよい甘みでとっても爽やかなドリンクに!

幼い頃から【かぼちゃん】と呼ばれていたという五味一典さん。ルバーブの栽培を手がけながら、都内にも精力的に営業に行き、そのPRに貢献していらっしゃるそう。

_DSC6491
希少な赤いルバーブを収穫させていただき、どうもありがとうございました!!
http://kabochan39.com/

さて、収穫したルバーブですが、生のままだと酸味が強すぎてなかなか食べられません。ジャムに加工するのがオススメとのことで、私も作ってみましたよ〜
_DSC6873
私はルバーブ300gに対して砂糖80gで作りました。切ったルバーブは水にさらさず、そのまま鍋の中へ入れましょう。火にかけるとすぐに水分が出てきてトロトロになってきます。とっても簡単にジャムが作れますよ。

_DSC6898
目にも鮮やかな真っ赤なジャム。(私は素精糖を使いましたが、グラニュー糖を使えばもっと明るい赤色になるはず)ルバーブの酸味がクセになりますよ〜。

また、奥様に教えていただいた通り、1cmくらいに切ってから1kgに対して250〜300gの砂糖をまぶし、保存袋に入れて冷凍させました。
_DSC6878
_DSC6883
このように保存しておくと、ジャムが必要な時に冷凍のまま鍋に入れてすぐに煮ることができるそうです。

食物繊維やカリウムが豊富なルバーブ、特に赤茎種のものはアントシアニンも豊富だそう。ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか?

長野県の記事