ルバーブは、タデ科カラダイオウ属、 シベリア南部原産で冷涼な気候を好むことから、標高の高い八ヶ岳南麓はまさに栽培適地ですね。
こちらの緑茎種のものが一般的ですが、長野県富士見町では平成18年に生産組合を設立し、遊休農地を活用しながら赤いルバーブの栽培に積極的に取り組んでいます。
【かぼちゃん農園】の五味さんは、早期退職後に農業に就きルバーブの栽培を始められたそうです。
八ヶ岳を望む圃場を訪ねると、大きな葉をつけたルバーブがすくすくと育っていました。
こうして見ると緑一色ですが、葉をかき分けてみると…
真っ赤に色づいた茎を発見〜!!
ルバーブはこの茎を食します。根元から葉の付け根まで、鮮やかな紅色がとっても綺麗!
ちなみに、これがルバーブの花。
本来なら5月頃に咲くのですが、このところの気温の激しい変動で季節を勘違いしちゃったのでしょうか?いくつか花が咲いていましたよ。
さて、いよいよルバーブの収穫です。
できるだけ茎が太くて長いもの、葉が大きいものを選ぶと良いそう。早速私もやってみましたよ。
茎を少し下に引っ張るだけで、簡単に収穫できました〜!それから、このように葉を取ればOK。
葉は食べることができないため、利用できるのはこの茎だけ。葉はもったいないけれど捨ててしまいます。
収穫作業はとても楽しくて、つい夢中になってしまい、3kgも収穫してしまいました〜
ちなみに、こちらが収穫後の畑。
茎を取ってもまた新芽が出てくるので、5〜10月の収穫期には3〜4回収穫が可能。ちなみに、春先のものは酸味が強く、今の時期のものは赤みが濃くて酸味もマイルドになるそうです。
でも、希少な赤茎種は茎がとても細く、緑茎種に比べると収量が少ないのが難点…そこで、五味さんは
赤茎種と緑茎種を交配して、新品種の育成にも挑戦されています。
育成中の新品種、太くしっかりしている茎はほんのり赤みがかっています。五味さんオリジナルの新しい品種が誕生するといいですね。
それから、こちらは五味さんが開発された赤ルバーブジュース
水で希釈して飲んでみると、レモンのような酸味とほどよい甘みでとっても爽やかなドリンクに!
希少な赤いルバーブを収穫させていただき、どうもありがとうございました!!
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さて、収穫したルバーブですが、生のままだと酸味が強すぎてなかなか食べられません。ジャムに加工するのがオススメとのことで、私も作ってみましたよ〜
私はルバーブ300gに対して砂糖80gで作りました。切ったルバーブは水にさらさず、そのまま鍋の中へ入れましょう。火にかけるとすぐに水分が出てきてトロトロになってきます。とっても簡単にジャムが作れますよ。
目にも鮮やかな真っ赤なジャム。(私は素精糖を使いましたが、グラニュー糖を使えばもっと明るい赤色になるはず)ルバーブの酸味がクセになりますよ〜。
また、奥様に教えていただいた通り、1cmくらいに切ってから1kgに対して250〜300gの砂糖をまぶし、保存袋に入れて冷凍させました。
このように保存しておくと、ジャムが必要な時に冷凍のまま鍋に入れてすぐに煮ることができるそうです。
食物繊維やカリウムが豊富なルバーブ、特に赤茎種のものはアントシアニンも豊富だそう。ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか?