伺ったのは「高橋農園」さん 。
お父様が亡くなられたことをきっかけに、7年前に脱サラして、畑を引き継ぎ、 農業を始められた高橋哲也さん 。奥様のゆうきさんが沖縄出身ということもあり、ゴーヤや四角豆などの沖縄野菜をはじめ、たくさんの野菜を作っていらっしゃいます 。2年前からは、栽培期間中農薬不使用の パッション フルーツの栽培も始められたそう 。
そして、昨年インターネットで見つけたパパイヤを鉢植えで育ててみたものの、うまく育ず…。今年は清瀬市の農家さんにご指導いただき、5月に29株の苗を植え付けたところ、ぐんぐん育ち、9月末に初出荷できたそうです 。世田谷で青パパイヤが育つなんて 驚きますよね〜 。
こちらがパパイヤの花 。
同じ苗から上の写真の様な細長いものと、下の写真の様な丸い形のものができるのだそう 。
600〜700グラムくらいになったものから収穫・出荷されるそうです。
こんなお値段で買えるなんて嬉しくなっちゃいますね。早速いろいろお料理に使ってみました 。
青パパイヤといえば、『青パパイヤサラダ(ソムタム)』。
千切りにして水にさらしアク抜きをした青パパイヤ、ニンジン、キュウリ、 紫玉ねぎを混ぜて、パパイヤの器に盛り付けました。刻んだクルミとパクチーをトッピング、 てんさい糖、ナンプラー、ライム果汁、 オリーブオイル、赤唐辛子、塩コショウ で作ったドレッシングをかけて、さぁ召し上がれ。
青パパイヤは別名「乳瓜」。
切ると白い乳液が出てきました〜。水洗いして片方の底を包丁で平らに切ってまずは器に。中に入れたサラダを食べたら、器も もちろんいただきますよ。
例えば洋風な前菜に!『青パパイヤとタコのバジルソース』
ピーラーで薄切りにした青パパイヤをさっと茹で、バジルソースで和えて薄切りのタコと一緒にお皿に盛り付ければ、ワインにピッタリの前菜に。
こちらは『海老と青パパイヤのパスタ』
ベトナム風のサンドイッチ『バインミー』も作ってみました。
大根と人参で作るなますを大根の代わりに青パパイヤで作り、フランスパンにはさみます。ひとつには、フリルレタス、なます、サーモンソテー、玉ねぎたっぷりのタルタルソース、ディルを。もうひとつには、水レタス、なます、照り焼きハンバーグにミント。青パパイヤのシャキシャキの食感が、良いアクセントになりますよ。お好みでパクチーをたっぷり挟んでも美味しいです。
和風のおかずにも使えます。『青パパイヤの肉巻き』
高橋さんにオススメの食べ方をお聞きしたら「きんぴらにしたり、塩もみにしてマヨネーズとごまドレで和えればいくらでも食べられるよ」と教えて下さいました。
これからの時期は温かいスープでも 。『青パパイヤ入りクリームシチュー』
こんなデザートも作ってみました。
青パパイヤのコンポート入り 『簡単ヨーグルトデザート』
グラスの底に高橋農園さんのパッションフルーツを入れ、ヨーグルトと青パパイヤのコンポートをたっぷりかければ、簡単にオシャレなデザートができますよ。
詳しい作り方やレシピは、私の個人ブログでもご紹介しています。
青パパイヤのコンポートで簡単デザート
青パパイヤはクセがないので、サラダや前菜、メインやデザート…いろいろなお料理に使えますね 。カロテンやビタミンC・E、カリウム、カルシウム、抗酸化作用の高いポリフェノール(赤ワインの約6倍)などたくさんの栄養素も含まれています。パパインと呼ばれるタンパク質分解酵素も含まれ、タンパク質だけでなく、脂肪や糖質も分解する働きも注目されていて、ダイエット効果も期待できそうです。
高橋さんの青パパイヤを販売しているのは、今のところ、千歳烏山にあるファーマーズマーケットだけだそう。
JA東京中央
ファーマーズマーケット 千歳烏山
世田谷区南烏山6-28-1
電話:03-5313-7711
電話:03-5313-7711
こちらでは高橋さんの青パパイヤやパッションフルーツ、四角豆、水前寺菜など、珍しい農産物のほか、 世田谷の農家さんが育てた旬の野菜や果物もたくさん販売されていますので、ぜひ足をお運びくださいませ。
高橋さんご夫妻(パパイヤ畑にて)
パパイヤが見えるよう、右手で葉っぱを支えてくださった高橋さん。左手に持っていらっしゃるのは、奥様が作られたパパイヤレシピ。ファーマーズマーケットの売り場にも置いてありますよ。今後はレストランや洋菓子店などに直接卸すことも検討しているそうです。ちなみに「パパイヤは霜に弱く、越冬できないので、出荷は12月初めまでになるのでは…」とのこと。栽培期間中農薬不使用の世田谷産の青パパイヤ。ぜひお早めにお買い求め下さいませ。冷凍保存ができるので、使いやすい 大きさに切ってアク抜きし、保存袋に入れて冷凍しておくのもいいですね。
東京都のまつのベジフルサポーター
ジュニア野菜ソムリエ
アンチエイジングプランナー
友実秀子