この炊き立てのご飯で「きりたんぽ」を作ります。まずは、ご飯を擂粉木でつぶします。粒々が半分残る位がベスト。次に、塩水で濡らした手で、おにぎり大のお団子を作って、きりたんぽの串に巻きつけます。
串は秋田杉でできています。出来上がりはほんのり杉の香り。これをこんがりと焼きます。囲炉裏に刺して焼けるように串がとがっていますが・・・我が家はないので、ホットプレートで。串が長いので、斜めで2本ずつ、串を回しながら焼き目をつけます。
焼きあがったら、串を回転させながら外します。潰れたり切れたりしないよう、優しく。
カットして、鍋に入る長さにします。これで「きりたんぽ」は完成。次は、鍋のスープ作りです。比内地鶏のガラを使って、とびきり美味しい出汁を取ります。
あくを取ってキレイな出汁ができたら、ガラを取り除いて、ささがきしたゴボウを加えます。酒、醤油、みりんで味付けしたら、スープの完成です。さて・・・お待ちかねの「きりたんぽ鍋」を作りますよ。入れる具材は、比内地鶏、舞茸、長葱、せり、しらたきそして、「きりたんぽ」。
火が通ったら完成。きりたんぽは、お米3合で6~7本位です。1本食べたらお腹も満足。野菜たっぷり、お肉も入っていて、バランスばっちり。秋田ご自慢の郷土料理です。使用した「こだわりの食材」をご紹介しますね。まずは、自慢の鶏肉・比内地鶏。
旨みがあり、歯ごたえがある肉質です。赤みのあるキレイな色・・・上品な細かい脂肪のおいしい出汁がでます。そして、秋田県湯沢市産のせり。
特徴は、白くて長い根っこ。ここがシャキシャキ。とても美味しいんですよ。湯沢市三関地区で栽培される「三関せり」が有名です。露地栽培から始まって、途中でハウス栽培へと切り替わり、雪深い時期も食べる事ができます。ちょっと変わった食べ方が、「根っこの天ぷら」。せりの風味が楽しめる食べ方です。
舞茸は、秋田県潟上市で栽培されたものです。サクサクした食感が最高。長葱は秋田市産。甘みがあって柔らか。旬の食材満載「秋田のうまいもん」大集結の「きりたんぽ鍋」でした。串は割箸でも代用可普通の鶏肉でもOKです。是非作ってみてください。でも・・・本場の味はたまりませんよ。是非、「秋田に来てたんせ~」。お待ちしております。