こんにちは。
京都府のまつのベジフルサポーターシニア野菜ソムリエ 管理栄養士の中本絵里です
皆さんは「京野菜 」についてどのようなイメージをお持ちですか?
水菜・賀茂なす・九条ねぎなど、多くの方が伝統野菜をイメージされるかもしれません。
でも、京都で作られている野菜は京野菜とも言えます。
守り伝えられてきた伝統野菜も、元は、様々な地域から京都の地に根付き変化していったものです。
京都では、それぞれの産地において未来の伝統野菜になるであろう新野菜の開発がすすめられています。
攻めの姿勢を忘れない京都の野菜事情をお伝えします。
こちらのセンターは、新京野菜の種や苗を開発し農家へ配布されています。
主な品種として
京てまり(きょうてまり)
京あかね(きょうあかね)
京唐菜(きょうとうな)
京ラフラン(きょうらふらん)
京の花街みょうが(きょうのはなまちみょうが)
京北子宝いも(けいほくこだからいも)
これら以外にも現在も新しい品種を開発されています。
京唐菜は2014年にブログでご紹介いたしました。
http://blog.matuno.co.jp/archives/1008845735.html
こちらの野菜は新京野菜の「さや葉月」
ささげのようでありながらささげとは異なるお野菜。
断面を比べると一目瞭然。
(右:さや葉月)
さや葉月は肉厚で太く歯ごたえが良いです。
ささげほどの長さはなくどちらかというと長いいんげんのようです。
筋もなく使い勝手もよい野菜です。
煮ると味の含みもよくとても美味しいですよ。
夏の暑さにつよく頼もしいですね。
作りやすく美味しくないものでは次の世代へ繫げませんから作りやすさ、扱いやすさ、味が重要。
もうそろそろおしまいのさや葉月ですがこれから収穫を迎えるのが、生育中の京北子宝いも。
こちらは、京都市右京区の京北地域限定で作られている里芋です。
手がかゆくなりにくく改良されたそうで旬は10月中旬から11月下旬です。
京北子宝いもはウッディー京北にて販売予定です。
ウッディー京北
アクセスhttp://fuw.jp/map/
歴史ある伝統野菜を未来へ伝えるには京都の農業そのものを守り、次世代へ伝えることが必要ですね。
伝統野菜も元々は新しい野菜。
初めはなんでも新しい。
これからの新京野菜も目が離せません。