まつのベジタブルガーデン

長野県日本一のクルミの里・東御市を旅してー後編ー伝統の食文化

まつのベジフルサポーターレポート
山梨県のまつのベジフルサポーター・ジュニア野菜ソムリエ・フリーエディター&ライターの藤原恵里です。
日本一のクルミの里と呼ばれる東御市。前編では産地としての歩みをご紹介させていただきました。
それでは、東御市では実際にどのようにクルミが使われていて、どんな料理に出会えるのでしょうか…?

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地域に密着するクルミ文化
料理を通してその魅力を体感
東御市を旅すると、いろいろなクルミの料理に出会えます。
まずは、 道の駅雷電くるみの里で味わえる地元の郷土料理「くるみ蕎麦」をご紹介。
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ツユにクルミペーストを溶いていただくのですが、クルミの独特の風味やコクをストレートに堪能できます。
そば小屋つちや「くるみ蕎麦」まず自分でクルミをすり鉢で擦ってから、そこにツユを入れて蕎麦を味わうというちょっと珍しいスタイル。
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擦りたての香ばしさが存分に味わえますよ!
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さて、こちらも道の駅雷電くるみの里の名物料理「わらじ焼き」。うるち米を餅状にこねて楕円形にし、両面を焼いてからクルミ味噌をたっぷり塗ったもの。
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こちらは東御市に伝わる郷土料理のくるみおはぎ」。胡麻おはぎのような感覚で、クルミの風味を楽しめる一品です。
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東御市内には日本の道100選に認定されている北国街道海野宿があります。しっとりとした風情漂う
古き良き街並みの一角にある蕎麦店嶋屋でもくるみおはぎが味わえます。
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こちらのおはぎは、甘辛い醤油ダレにクルミの香ばしさがベストマッチ。海野宿を旅する際は、ぜひ味わっていただきたい名物料理です。
東御市街や周辺の山々を望む高台に建つCafe Gallery すみれ屋で味わえるのが、スイーツ好きにオススメの名物くるみパフェ 
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クルミのアイスクリームとコーヒーリキュールが絶妙な大人の味わい。トッピングのクルミの食感が、良いアクセントになっています。 
「地元産の食材を使い、安心・安全な加工品を」と、女性が中心となって立ち上げた農事組合法人東御市農産物加工組「信州味の里とうみ」では、クルミと自家製「とうみ豆腐」を使ったドーナツ「くるみ豆腐リング」を販売。
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もっちりした生地に、カリカリしたクルミの香ばしい食感が楽しめます。子供たちに食べさせたいおやつです。
蕎麦の茶屋丸山の自家製そばクッキーは、サクサクのそば粉のクッキーにクルミやゴマ、そばの実などを入れて、香り高く仕上げています。
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店頭ではくるみ割り器も販売。これを使えば簡単にクルミの殻を割ることができるそう。
また、実だけでなく、クルミの殻も有効活用されていて、こんな小物にも変身していました。
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海野宿にあるガラス工房橙では、クルミの殻を灰にして、ガラスの原料に混ぜ込んだオリジナルの「胡桃ガラス」の作品が並んでいます。
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淡い緑色が美しいガラスは、クルミの殻が生み出したアート。クルミの可能性を感じられる作品です。
このように、たくさんのクルミの商品に出会え、その美味しさや可能性を体感できる東御市はまさにクルミワールド!クルミが人々の日常生活に密着しているかけがえのない食材であり、大切に守り受け継がれてきた文化そのものだと気付かされます。
 
あくまでも自然に、無理なく、当たり前のようにクルミを日常の食生活に取り入れ、親しんでいる東御の人々。こうしてクルミは地元の人々に支えられこの先も東御市はクルミの一大産地として歩み続けていくのでしょう。

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